【勝手気ままに映画日記+山ある記】2024年7月
八ヶ岳:赤岩ノ頭から明日登る(はずだった)横岳・赤岳縦走コースをのぞむ(7/7) |
【7月の山歩き】なんともはや!強風による2回の撤退に😞
7月7日~8日 八ヶ岳:硫黄岳~横岳~赤岳 縦走予定だった
7日:中央線茅野駅—桜平ゲート…夏沢鉱泉…オーレン小屋…赤岩ノ頭(2656m)…硫黄岳(2760m)…硫黄岳山荘(泊) 5.8㎞ 5時間10分 ↗997m↘181m
8日:硫黄岳山荘付近15m以上の強風につき、横岳、赤岳方面への縦走を断念し撤退…堰堤広場…美濃戸山荘…赤岳山荘を経て美濃戸口に下山 8.1㎞ 6時間4分 ↗87m↘1256m
2日間合計 14.1㎞ 11時間14分 ↗1084m↘1440m 90-110%(ヤマップ)
↓硫黄岳頂上・コマクサ・2日目朝霧と風の硫黄岳付近
硫黄岳まではここ数年の間に2度ほど、同じ桜沢ゲートから上っていて楽勝!のルートのはずだったが、なぜか今回はきつかった。オーレン小屋を過ぎたあたりで強烈に足が攣る。多分猛暑で少し熱中症気味?だったのかも。水分補給はいつもより気をつけたつもりだったが足りなかった??。68番(芍薬甘草湯)と経口補水液を補給して頑張ったのだが、赤岩ノ頭から硫黄岳頂上もようよう上った感じ、そして硫黄岳山荘への下りでまたまた攣った!
これが初日だが、硫黄岳山荘ではシャワー(500円)も浴びていい感じ、明日こそと早寝したにもかかわらず…明日の朝は前日のピーカン猛暑(写真見てください)がウソのような強風でとても尾根歩きができる状態ではなく、撤退ということになった。体調は復してまあ快調、最近高所に行くと働かなくなるような胃の調子も下りるにつれて回復、赤岳山荘ではソフトクリームもしっかりいただき、今回の登山終了…。
↓クリンソウがたくさん咲いていた・赤岳山荘
写真を見るとなんとかリベンジをしたいという思いがわくが、このルート天候がなかなかに不安定、何度も挑戦しても登れないという人も多いようで、ウーン、どうなるかな…。
7月21日~22日 八方尾根~唐松岳~五竜岳~遠見尾根 縦走(予定だった)
21日:八方池山荘…八方山…扇雪渓…丸山ケルン…唐松山荘…唐松岳(2696m)…唐松山荘…牛首・大黒岳(2393m)…白岳(2541m)…五龍山荘泊 8.4㎞ 8時間41分 ↗1248m↘592m
22日:五竜山荘付近息もできぬ強風(やはり15m?)につき、五竜岳登頂を断念…白岳…西遠見山(2268m)…大遠見山(2106m)…中遠見山(2037)…小遠見山(2007m)…地蔵の頭(1673m)を経て五竜スキー場(植物園)に下山
6.4㎞ 5時間37分 ↗206m↘1099m
2日間合計 14.9㎞ 14時間18分 1454m1692m 90-110%(ヤマップ)
泊りがけは初めて参加したヤマカラ(フィールド&マウンテン)のツアーで参加者11人(男性1人)。20日専用バスで八方スキー場までいき、ゴンドラ・リフトを乗り継いて八方池山荘に宿泊。こちらは無料で石鹸も使えるシャワーつき。山に登る前からリラックスしてしまう。
21日は朝から上り始める。このコース唐松山荘・唐松岳までは昨年8月にも歩いて天候・眺望は今一つながら花にあふれた楽しい道だったが、今年も白馬三山が霧の中、おまけの唐松岳頂上からも、唐松山荘前からも劔岳全く展望なしという、ちょっとカナシイ…初日。
21日は朝から上り始める。このコース唐松山荘・唐松岳までは昨年8月にも歩いて天候・眺望は今一つながら花にあふれた楽しい道だったが、今年も白馬三山が霧の中、おまけの唐松岳頂上からも、唐松山荘前からも劔岳全く展望なしという、ちょっとカナシイ…初日。
さらに昨年に比べると結構ペースが速く唐松岳と山荘との分岐の尾根まで昨年より30分くらい時短で歩く、というわけで結構しんどかったが、つらかったのは足よりも胃。登るにつれて胃の働きが悪くなっていくのがわかる。水だけは沢山飲むので胃がボカボカしてしまい苦しい。一種の高山病症状だと思われるが、ウーン、参ったなア…。
↓牛首鎖場を下る
唐松山荘の前庭でのお昼時が胃は一番つらくて、食べ物は一口二口。そのあとヘルメット装着、ストックはしまい、いよいよ大黒山への岩場(牛首というのかな、急な鎖場である)にかかるが、体調が少々不安で11人の前の方、ガイドの近くを歩かせてもらう(膝が不調という方に続き2番目)。存外快調で、食べ物は入らないものの、まあまあ元気に歩くことができた。2時半すぎには無事に五竜山荘に到着。持参のブロテイン牛乳で栄養補給、夕飯は名物カレーで、これは半分くらいは食べられた。
↓まもなく五竜山荘・名物カレー・朝五竜山荘前で
さて、夜半から風雨の音はげしく、目が覚める。朝には雨はほとんど上がったが、霧と風で小屋の外に出ると息もできないほどの強風。目の前にあるはずの五竜岳の頂上も全く見えず、6時の出発予定を7時まで様子見をしたあとで、やはり難しかろうということで撤退下山ということに。遠見尾根の西・大・中・小遠見山を経て、五竜スキー場へ。これも鎖場あり、ザレ場あり、けっこう長い長い道のり。
五竜遠見スキー場、鹿島槍スキー場、このあたりは昔車を運転して日帰りスキー!に来たもんだと、思い出すが、夏場でもあり昔の面影は???(なぜか、というから遠いからだろう、八方とか白馬のスキー場にはあまり来た記憶がない)
本ページ末尾に今回の「白馬・五竜 花の写真集」をのせます。
【7月の映画日記】
①かくしごと②言えない秘密③YOLO百元の恋 熱辣滾燙 Yolo④越後奥三面ー山に行かされた日々⑤Ryuichi Sakamoto opus➅大いなる不在⑦ゲバルトの杜 彼は早稲田で死んだ➇お母さんが一緒⑨ハロルド・フライのまさかの旅立ち⑩越境者たち⑪フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン⑫密輸1970⑬ピクニックatハンギングロック⑭ある人生⑮めくらやなぎと眠る女(字幕版)
日本映画①②④⑤⑥⑦⑧ 中国語圏映画③ ドキュメンタリー④⑤⑥
山に行ったり、毎年の論文書きも始めたりで、映画は少な目でした。
★は なるほど! ★★は いいね! ★★★は ぜひおススメ! のあくまでも個人的感想です。各映画最後の数字は今年になって劇場で見た映画の通し番号、文中映画などの赤字は『電影★逍遥』中に関連記述があるもので、クリックしていただければそこに飛べます。
①かくしごと
監督:関根光才 出演:杏 中須翔真 佐津川愛実 酒向芳 木竜麻生 安藤政信 奥田瑛二 2024日本 128分
運転していた友人は飲んでいたので警察には届けないでくれと懇願。少年を家に連れ帰った千沙子は少年の体に虐待のあとらしい傷を発見、翌朝少年が記憶を失っていることを知る。同時にTVで川遊びに来ていた一家の少年が橋からバンジージャンプをした綱が切れて行方不明になっていること、しかもその後出かけた時に少年の親が子供が見つからないにもかかわらず東京に帰ってしまったということを知る。千沙子は少年を自宅で育てることにするーというのが物語のはじめ。
全体にこうはいかないでしょうという描写―誰も千沙子が少年を自分の子と言うことに疑問を抱かない、千沙子は夏休みがあけたら少年の学校はどうするつもりなのか―というような嘘っぽさが積み重なる場面が続き、その中で父親の認知症がだんだん進んでいくようすも描かれる。こちらは奥田瑛二の熱演というか好演もあり、酒向芳演じる医師の解説?もあってかなりリアルな感じ。奥田瑛二ってこんなにうまい役者だったんだ!
で、クライマックス千沙子はある雑誌に紹介され(こんな「著名人」であるという設定でそもそも彼女に子どもがいないかいるかというようなことはまったく取りざたされてこなかったというのもちょっと嘘っぽいというか、独身であると喧伝されるなら、少年にもウソがばれるんだろうと思ってしまった)そしてその結果、少年の義父が突然に現れもみあいのあげく少年が父親を刺してしまう。それを見て千沙子はとっさに自身が身代わりになることにする。そして最後は裁判シーン。ここで驚くべき展開があって、それまでのウソが全部ひっくり返ってしまうような大きなウソ!なるほどね。子供を侮るな、ってことかね。ウソがすべてウソであって当然だったという、そしてずっと気になっていた薄暗い景色というより画面、そういうものが納得されてしまうような展開なのだった。ふーん。ことばもなし。
7月4日イオンシネマ調布 160)
②言えない秘密
監督:河合勇人 出演:京本大我 古川琴音 横田真悠 西田尚美 尾身としのり 2024日本 114分
2007年台湾の名作『不能説的秘密』の日本版リメイク、ということでまあ見に行ってみたというところ。この映画を見た友人が「原作へのリスペクトを感じる」と言っていたが、それもそうだなと納得。京本大我はジェイ・チョウの演じた天才肌のピアノ大学生に比べると、悩める普通の青年という感じだし、古川琴音はグイ・ルンメイに比べると神秘性?は少ないような感じもするが、それなりに可愛らしさと早く死ぬ悲しみもよく表しているし…台湾作品に比べると全体に静かな感じ?
留学先でオソロシイ雰囲気の教授に「ピア二ストに向いてない、日本に帰れ」(すごい迫力)と言われピアノへの意欲を失い、ここは原作踏襲のピアノバトルにも負けてしまうという青年の意欲回復の成長譚として見るべきなのかなとも思える。ピアノ演奏のふんだんさ、京本と古川の赤・黒衣装のダンスシーンなども楽しめる。(7月9日 府中TOHOシネマズ 161)
③YOLO百元の恋 熱辣滾燙 Yolo
監督:賈玲 出演:賈玲 雷佳音 2023中国 129分 ★★
日本公開日時から2024年作品となっているが、中国国家電影局(竜マーク)では2023年の756号の番号がついていた。安藤サクラが主演した『百円の恋』(2014武正晴)の中国リメイクで武や、脚本の足立紳らが中国版の監修に参加しているというのだが、テーマなどは共通するものではあるものの出来上がりはほぼまったく違った作品。
何より賈玲がもともと80キロあった体重をまず20キロ増やし、そこから約10ヵ月、メディアから姿を消しこの映画の撮影をしながら自身を絞り・鍛えて50キロの減量、ボクシング向き?の筋肉のついた体になっていくという壮絶な、役者魂というのだろうか、監督根性というのだろうか、ウーン。
言って見れば太って怠惰な引きこもりだった女性が妹とケンカして家を出、一人暮らす中でボクサーである男にいわば片思い、しかし別れることになり一念発起、ボクシングの訓練をして試合に挑むという、プロットから言えば陳腐と言ってもいいような展開を強烈な吸引力を持ったドラマに仕立てているーこれは考えてみれば原作の安藤サクラにも言えたことだが、賈玲の壮絶ダイエットと体型改造を伴う役者の力によって成立させてしまっているという感じがする。とにかくすごかったわ…ただ賈玲、痩せて彼女らしいぽっちゃり持ち味から精悍ささえある美女に生まれ変わってしまって今後の映画コメディアン人生ではどんな位置で生きていくんだろうとちょっとそんなことも気になる。
エンドロールは彼女自身の撮影途上のトレーニングを時間を追って半年間以上追いかけ、さらに減量日記がつくというもので、そういうところもヒロイン・杜楽瑩にとどまらない賈玲のセルフドキュメンタリーで売ってしまっているという感じもあるしなア。とにかく740億円売り上げたというメガヒット作。賈玲は『こんにちは、私のお母さん』⑤(2021)が監督第1作。そのほかに私は2022年スペイン行きの飛行機内で『穿过寒冬拥抱你』⑦(これはコロナ禍の人々を描いた2022年春節映画(薛暁路))で朱一龍、周冬雨との共演を見た。(7月10日イオンシネマ調布162)
④越後奥三面ー山に行かされた日々(デジタルリマスター版)
監督:民族文化映像研究所(姫田忠義) デジタルリマスター版監修:小原信之 姫田蘭 1984(2023)日本145分★
40年前ダムの底に沈んだ新潟県、朝日連峰の奥に位置する奥三面(おくみおもて)。40軒あまり120人とか言っていたが、この村の四季の暮らしを4年間にわたって撮影、記録したというドキュメンタリー(というか学術記録映画的な趣がある)。上映最終日だったが、朝、ネットで予約したときにはまだ3人目くらいーああ、こういう映画はあまり人が入らないのかなと思ったのだが、会場に行って見ると結構満員に近いぎっしりで驚く。高齢者が圧倒的に多いのは、まあ、平日昼間だから当然か…。
84年(40年前)の村の暮らしは伝統や,習慣を記録したものだが,そこに映る人々はしっかり「近代人」の面持ちもあって、何しろ着ているのは皆3本線とかの色とりどりのジャージで、ああ、40年前の風俗…とちょっと感慨。熊狩りに撮影隊がついていくことに厳しく異を唱える村内の会議の映像などもあるのだが、後の方では撮影のためだけに素肌に綿や麻の着物、毛皮と蓑をまとう昔ながらの雪山着を着て雪の山を歩く人々が出てきたりして、この映画撮影の意義が村人の中で変化したのだなという気もした。ダムに沈むことは村人も喜びはしないが納得するしかないような感じでカメラ・村人ともどもで失われていくものを惜しんだのだと思う。私自身は粟・稗・栗・胡桃などを大切な食物として刈り入れ、採集し、食べられるように加工する女たちの営み―もはや完全に失われている?ーをとても興味深く見た。(7月12日 川崎市アートセンター・アルテリオ映像館162)
⑤Ryuichi Sakamoto opus
監督:空音央 音楽・演奏:坂本龍一 2023日本 モノクロ103分 ★★★
坂本龍一の死半年前に収録した20曲のコンサートフィルム。魅力的なアングルで切り取られたモノクロ画面に、ただ一人ピアノの前に座る坂本の後ろ姿、横顔、前からの映像、そして手や足と、この人がもはや世にいないということが頭にあるからかどれも印象的で目がはなせない。そしてピアノ演奏ーこれも彼が愛用したというカスタムメイドのヤマハピアノ1台というすごくストイックなんだけれども極上の贅沢という感じで過ぎて行った100分あまり。耳になじんだ曲から聞いたことのない曲まで繊細な(病のせいか資質なのか力強いという感じはあまりしなかった)ロマンティックな感じさえする演奏の最後は『戦場のメリークリスマス』のテーマ(Merry Cristmas MR.LAWLENCE)、そしてこのコンサートのテーマ曲の「OPUS」は彼の姿が消えて自動演奏の鍵盤の動きになり、やがてその動きも消えて…でも音楽は永遠なのねと納得させられるような心憎い演出もあって、音に溺れたような時間を過ごせた。
(7月12日川崎市アートセンター・アルテリオ映像館163)
➅大いなる不在
監督:近浦啓 出演:森山未來 藤竜也 原日出子 真木よう子 神野美鈴 2024日本 133分
35m撮影という画面は最近の日本映画の常?か、暗く重く、ただ登場人物の輪郭はくっきりと鋭い感じ。要は認知症になった父(警察から保護したとの連絡がある)の看取りというか始末に20年ぶりくらいに九州の実家に帰った卓(役者。演技のシーンもあって、なんか森山本人を見ているみたいで面白いが、本人からしたら自分ではない役者を演じるというのは難しかったろうな。で、ま、勤め人ではないので多少は時間の融通が利くということか、九州の実家に滞在する。妻もリモート勤務をしながらついてきたり、先に帰ったり)。
父は施設に入っているが、父が再婚した妻直美は行方不明。携帯にかけると家の中で着信音がなる)で、彼女はどうしていないのか、何処に行ったのかというのが映画の謎ときになって卓夫婦がその足跡を追っていくわけだが…。時間の流れが行ったり来たり、現れる直美の息子(夫婦は30年前に互いの結婚相手を捨てて再婚、子どもたちは母親に引き取られ、したがって直美の息子は卓の父に育てられている)、直美の妹などがなぜかそこに現れ、卓をあたかも責める?ような態度行動をとるのかがよくわからない。父陽二は認知症という設定っで、まあ症状は人それぞれではあろうが、ダンディな風体は変わらず(施設での息子の面会、最初はスーツで現れる。まあ、そういう格好をするのも認知症ゆえかもしれないが、元大学教授の理系学者という設定)ただ記憶は飛び、妻がどこに行ったのかも答えられるような状態ではないー言ってる中身だけの問題なので、認知症演技としては先日見た『かくしごと』①の奥田瑛二のほうが迫真力があった-- というわけで息子と観客も翻弄されていくわけだが、ウーン、要は愛し合いながら男はその気持ちを女に伝えられず、それぞれ別の相手と結婚10年たちどちらも子供がありながら夫を捨てて愛を成就、という夫婦だが、夫の認知症発症とともに、二人の関係がほころび妻の家族があたかも拉致するがごとく妻を引き取ってしまい、夫の方の別れた実子がオロオロと義母の行方を探すって、なんだこっりゃ。要は男本位で、妻は夫に依存して生きてきたからってことかなあと悩む。夫と出かけた妻が待ち合わせの間に心臓発作で倒れて、しかし夫には何もできないというのも一つの契機になっているようだが、それだけでは行方不明にならないだろうというところで、夫の手紙(30年前の愛の告白)を張り付けた妻の日記というのがもう一つのアイテムとして妻の家出?を誘うようにはなっているが、それを妹が支えて姉の夫の面倒まで見ようとするのもわからない。で、トータルとしては役者の息子の芝居などとも重ね合わせ、父の不在(心)、義母の不在(最後まで卓の前には現れない)を息子の精神の問題として描こうとしているのではあろうが…。ウーン。あえてわかりにくく作って観客も幻惑しようとしてるんじゃない?その意味ではこの映画も役者の演技によりかかった映画とも思える。(7月13日 テアトル新宿164)
⑦ゲバルトの杜 彼は早稲田で死んだ
監督:代島治彦 出演:池上彰 佐藤優 内田樹 樋田毅 藤野豊 鴻上尚史 望月歩 琴和 2024日本 134分★★
『君が死んだあとで』➇(2021)は1967年佐藤訪ベトナム阻止闘争中に官憲によって殺された京大生山崎博昭を描き、私個人でいえば「遅れてきた青年」感を持ちながら見た映画だったが、こちらはまさに同時代、ひとつ間違えば(というかどちらが間違いかはわからないが、ともかく同時期、親の猛反対を押し切り早稲田の受験をしたのは確か)同じ場所にいたというまさに、その時代に中核のスパイと疑われ、早稲田の学生自治会を牛耳っていた革マル派に拉致されリンチで殺された川口大三郎をめぐる、同時期学生だった人々の証言ー事件のときのことから、その後の自治会の変革運動とさらなる暴力的な一団の抬頭と内ゲバの連鎖までと、それに合わせて川口事件を同じ早稲田の後輩鴻上尚史が演出して若者たちが演じるパート、さらに秀逸なのはその演劇に至る彼らのオーディションから池上彰が当時を講義するワークショップでの若者たち、さらにメイキング映像まで含めて50年前の彼らを演じる現代の若者たちの意識とを重ね合わせて映像としているところか。
内田樹は当時直接内ゲバの周辺にいたわけではないが、三里塚の支援などに行ったとき、活動に参加する(フツウの)学生たちが無賃乗車をしたりおでん屋の店を襲い正義の名でおでんを食べてしまうというような暴虐をするのを見た衝撃を語るが、そこまでではないにしろ、運動をする学生たちの正義を背負った傲慢・暴虐というのは私にも覚えがあり、それにさらされてしまったからこそ私は運動の真ん中に飛び込むことはなかったのだと思う。
この映画そこに正義を見出さず、しかし当事者側にいた人間の思いもきちんと描き出して、歴史証言としても重要だし、人間が正義・好意でも暴力的になれてしまうが、すべての人間がそうなるわけでもないという他の方の証言も含め、50年後だからできた映画?でも、ならば、できれば殺した側のその後や現在の意見も知ってみたかった。(7月14日 渋谷ユーロスペース165)
➇お母さんが一緒
監督:橋口亮輔 原作・脚本:ぺヤングマキ 出演:江口のりこ 内田慈 古川琴音 青山フォール勝ち(ネルソンズ)★★
同名の舞台劇の脚色だそうで、いかにも舞台で演じられそうなホテル(というかリゾート旅館)のほぼ中だけ(途中の路上が一か所)で話が進む。「お母さんが一緒」というが、このお母さん配役はなく、最初の車の場面で影としてだけ1シーン登場し、途中誕生パーティのシーンで姿は映らずそこにいることだけが示される(舞台ではこの場面はどう演出されるのかな??)。あとは姉妹3人の、特にまもなく40になる長女と30代半ば近い?次女の口論や、姉たちの妹(29歳、婚約者をつれて温泉に来ている)への説教っぽい言いがかりとかが延々と続く一晩で、なんか、こういう姉妹(きょうだい)関係、実際にこんなふうにケンカするかどうかはともかく、心情としてはあるかもと自らをも振り返りつつ納得したり。
もっとも我が周辺にはすごく仲良し姉妹というのもけっこういて(というかその方が多いかも)すると、この不在の母の姿というのが描かれないだけに意味深いんだろうなとも、なるほど。江口のりこは母の言う通りのいい子に育ってきながらここへきて結婚や孫作りを迫る母に苛立つ長女、かつ妹たちより美人ではないとひがむ気持ちもある、そして妹たちに母そっくりの説教をしようとする長姉を、たれ目、アイシャドウのメークまで含めすごい説得力で演じている。末妹の彼氏(酒屋の跡取り、バツイチ、息子持ち)の脳天気な鈍感な明るさがこの映画世界の救いになっている感じに描かれているのも意外性はないながら、心は落ち着く感じ。映画の舞台は芦安温泉。(7月17日 川崎市アートセンター・アルテリオ映像館166)
⑨ハロルド・フライのまさかの旅立ち
監督:ヘティ・マクドナルド 出演:ジム・ブロードベント ペネロペ・ウィルトン 2022英 108分 ★★
とてもくっきりして美しい、しかしシンプルを越えてなんか殺風景な感じさえする老夫婦の住居。夫は屈託ありげに窓の外を眺め、妻は皿を片づけ家事をしながら夫に「外に出たら」と促すーなんか日本にもありそうな夫婦関係だが、これは多分イギリスだと異例なくらい冷たい夫婦関係なのだとあとでわかってくる。
そこへ来た手紙は夫の元同僚がホスピスから出したもの。通り一遍の返事を出そうと書いた手紙を手に出かけた夫は投函の決意がつかぬまま入った店の店員の女性の叔母を見送った時の気持ち(これも実はという展開があとであるけど、必要かな?少し盛り込み過ぎな気も)を聞いてそのまま、800キロ離れた手紙の送り主の元同僚を訪ねて歩き出すというのが「まさかの旅立ち」。で老人のややおぼつかないながらの冒険のロードムービーになるのかと思いきや、そういう要素もあるが、むしろこの映画は彼の動機の部分、助けてくれた移民の医師の女性(ただしイギリスでは清掃の仕事しかない)の相方(パートナーをこう訳している)との話や、旅についてきた20歳前の少年から触発され(実は25年前に失った)一人息子との確執と後悔が繰り返され、また、夫が突然出て行った留守宅の妻の様子やその苦悩なども丁寧に描いて、単なるロードムービーというより、人の悩みや後悔の物語であることが示される。しかしそんなに深刻ー超イケメン美青年の息子とのやり取りはいささか深刻だがーにもならず、訪ねて行った彼女との再会場面まで人の物語とし説得力があるーというかこれは「老人向き」かもしれないのだがーのはたいしたもの。間で彼の行動が突然メディアで紹介されあたかも信者みたいな集団ができてついてくる巡礼の旅になってしまい少しも旅が先に進まなくなってしまう皮肉はやはり現代を上手く投影していて、なるほど!(7月24日川崎市アートセンター・アルテリオ映像館167)
⑩越境者たち
監督:ギョーム・レスソン 出演:ドゥニ・メノーシュ ザーラ・アミール・エブラヒム 2022フランス90分 ★
迫力という点からいえば★5つつけてもいいくらいの、心理的にもサスペンス的にも、人間の怖さを描いたという点でも迫力ありという映画。何しろドゥニ・メノーシュ(『悪なき殺人』⑭・『苦い涙』➇・『理想郷』㉝)顔も濃い偉丈夫なんだけれども心に屈託を抱えた男を演じさせたらピカイチーと、対するザーラ・アミール・エブラヒム(『聖地には蜘蛛が巣を張る』③)本人自身がイランからフランスに亡命もしているーで緊迫感のある一場面一場面から目を離せない。特に冒頭・最後の密入国者の検挙や、あるいはボランティアが演じよするようなシーンはドキュメンタリーっぽく撮られていて、これも映画の迫力を増している。
話は自身が原因の事故で妻を亡くし本人も怪我をしたようでリハビリ中なのだがなかなか立ち上がれず、一人娘との間もギクシャクしているサミュエルが、弟に娘を預けてイタリア側の国境近くにある山小屋に一人で心を癒すつもりで出かける。そこで出会うのは旧友?とその知人の3人組。これがこの映画の悪役で、執拗に亡命しようと国境を越える難民を追い回し捕まえようとするー自分たちの故郷を密入国者に荒らされたくないとかいうのだが、それにしてもなんでここまで暴力的になれるのかという特に中の一人女性は狂気をはらんだ目をして怖いーで、自身の山小屋に潜んでいたアフガニスタン女性チェレーを助けフランス側に越境させるべく、3人の民警まがいの執拗な追跡から逃れ、闘いながら(アクションシーンもある)雪山を歩き、埋もれ、乗り越え、最初はチェレーのほうがサミュエルに助けられ、後半になると追跡者との闘いで大怪我をしたサミュエルがチェレーに助けられながらなんとか国境を越え、難民支援団体の基地にたどり着き、そして…という映画で最後はサミュエルの父としての覚醒?のような成長譚にもなっているが、まあ話としてそんなにすごい物語という感じはしないし、むしろ雪山彷徨や決闘シーンのアクションが売りという感じもしてちょっと、ん?という感じもあるが、雪山を歩く光景も含め、本当にそれぞれの場面の迫力・インパクトがハンパではない映画に引き込まれる。(7月24日 新宿武蔵野館 168)
⑪フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
監督:グレッグ・バーランディ 出演:スカーレット・ヨハンソン チャニング・テイタム ウディ・ハレルソン 2024米132分 ★★
さすがアメリカというかハリウッド?米国の国威?をおちょくって、いかにもフェイク?というような、あり得ぬようなでもありそうな米国当局のいわばPR戦略を題材にここでもマジメかうそかわからないようなシュテュエ―ションをでっち上げながら、その中に傷を持ちながら真面目に自らに与えられた位置で全力を尽くす人間ー決して立派でもなく偉大でもないが、その特異な才能を上手く描きつつ共感をもたらすような、そして最後に当局側の思惑とは全く違った方向でのハッピーエンドをまで、なかなかやるよな社会派っぽい娯楽作品の仕上がりがとっても面白い1本。
しかし69年の月到着前のジリ貧NASAのプロジェクトーケネディとかは実際の映像を使ってまさにフェイクで臨場感を出しているーそこで考えられた、月着陸が仮に失敗したとしても世界にそれを知らさないための月着陸成功のフェイク映像の作製とかありそうな気さえしてしまうような現代的な怖さをもった物語。詐欺師出身立て板に水のトークで観客までをもけむに巻いていくようなPR担当のケリーにも、いままであまり見たことのないようなスカーレット・ヨハンソンの軽さに気持ちがなんか高揚する。夜9時過ぎ、ポイント鑑賞のTOHOシネマズ、客席は5人くらい。(7月25日 府中TOHOシネマズ 169)
⑫密輸1970
監督:リュ・スンワン 出演:キム・ヘス ヨム・ジョンア チョ・インソン パク・ジョンミン キム・ジョンス 2023韓国 129分
反対する父を押し切り密輸に加担することにしたジンスクは、あっというまに税関の摘発を受け、そのときの事故で父と弟を失い、自らも収監されて2年間の刑に服すことに。この時摘発の目を逃れ海に飛び込んで姿を消したチユンジャがもう一方の主役で、2年後すっかり変身して密輸王?の愛人?として姿を現す彼女を、昔の仲間の海女たちは彼女の密告によって自分たちが摘発されたのではないかと疑う。
この密輸王、またチンピラのドリ、さらに一見厳格真面目そうな税関係長などが実は…という感じで途中までは誰がワルモノで誰が善人なのか疑いを盛り上げていくような構成。ヒロインのジンスクも父や弟を失うことになった密輸を決していいとは思っていないが、生活のため、大怪我をした隣人のためなどに必要に迫られる感じで密輸に加担していこうとする。彼女たちの仕事は海に投げ込まれた密輸の品々を素潜りで回収するという海女ならではの仕事を生かしたものでこのあたりのシーン、また最後の海中大アクション(銃でおどかされながら、チンピラたちと海中大乱闘)は、どの程度本人が演じているのかはわからないが、なかなかに見ごたえがあって、それまでのぐちゃぐちゃした人間関係や、誰が悪か誰もが悪かというようなゴチャゴチャ感を一掃する爽快さがある。女は後ろ暗いところがありそうな面々も結託する一方、従来的な上下関係とか義理関係で結びついているような男たちは結局のところみんなどうしようもないやつで身を滅ぼしていくというあたりも、現代韓国の人間観の反映かとも思われる。(7月26日 イオンシネマ調布 170)
⑬ピクニックatハンギングロック(ディレクターズ・カット 4Kレストア版)
監督:ピーター・ウィアー 出演:レイチェル・ロバーツ ドミニク・ガード ヘレン・モース アン・ルイーズ=ランバート ジャッキー・ウィーバー ビビアン・グレイ 1975オーストラリア107分 ★★
1900年バレンタインデイ(南半球では夏だ!)にアップルヤード寄宿女学校の生徒たちが2人の引率教師とともに、ハンギングロックという岩山にピクニックに出かける。そのうち4人の生徒が100万年前にできたこの岩山の岩の測定に行くと山の方に入って行ったたまま行方不明になる。ついで教師も一人いなくなってしまう。
映画は行方不明になった者たちよりもむしろ残された人々の姿を通して、いわばこの学校の生徒たちがオーストラリア(アボリジ二のもともとの生息地でもある)の自然の中で、いかに伝統的な教育的価値観に縛られていたのかを、象徴的な様々な事象によって示しているようだ。行方不明の子たちは靴を脱ぎ、コルセットをはずし(その前の学園内のシーンでも少女たちがコルセットの紐を締め合う場面、また学校に仕える女中が夫とベッドイン中校長の呼び出しを受けてあわてて中途半端にコルセットをつけて駆けだす場面などもある)、靴を脱げなかった少女のみが戻ってくる途中で、下着姿の数学教師(この先生も行方不明になる)とすれ違うとか、1週間後に一人だけ昏睡状態で見つかる少女の衣類からコルセットだけが消えているとか、そういう彼女たちを束縛するものの存在から彼女たちが自由になったのだという暗示がされている?ようだ。
この学校には孤児院育ちで、今も後見人からの学費納入が滞っていて、遠足も、課外授業への参加も禁止され復活祭までの学費が納入されなければ退学だと迫られるセーラというもう一人の少女が並行して描かれるのだが、この少女の束縛・拘束的支配からの解放もまた違った形で描かれるのである。もう一つ学校名がアップルヤード、ハンギングロックがあたかも屹立する男性的様相の岩山であることもなんか象徴的で、この行方不明事件は結局解決されないのだが、彼女たちは時空を超えて自由な異世界に行ったのだろうとは容易に想像がつく。もっとも映画はそういうSF的仕様ではなく、あくまでも白い夏のドレスの美しい少女たちが森の中で戯れるというような、印象派絵画的イメージで、流れる音楽は『皇帝』、飾られる絵画はビクトリア女王の横顔など、重厚?にして浅薄な植民地的気配に満ちている。(7月29日 下高井戸シネマ 170)
⑬ある一生
監督:ハンス・シュタインビュッヒラー 出演:シュテファン・ゴルツキー アウグスト・ツィルナー イバン・グスタフィク アンドレアス・ルスト マリアンネ・ゼーゲブレヒト ユリア・フランツリヒター 2023ドイツ・オーストリア 115分★
1900年代のオーストラリア・アルプスを舞台に少年期(イバン・グスタフィク)・青年~壮年期(シュテファン・ゴルツキー)老年期(アウグスト・ツィルナー)を3人の役者が演じる孤児アンドレアス・エッガ―の一生(本当に死ぬまで)を描く。
「義妹の息子(私生児)」として親戚に引き取られ、多少の持参金に目がくらんだ主人クランツシュトッカ―に引き取られ労働力としてこき使われ、あらあらしい折檻で足を折るというような過酷な少年期。
わりと直接的・説明的には描かず・最初村に引き取られる場面での馬車に乗る孤独な後ろ姿から少年の目を通してみたアルプスの山と立ち並ぶ村の家とか、折檻場面も椅子に体を織るように膝まづかされた少年の視点からみた部屋の光景とか面白いアングルが印象に残る描き方。で、彼を陰ながらという感じで面倒をみる老婆(主人の母?)アーンルを演じるのが『バクダッド・カフェ』の名女優マリアンネ・ゼーゲブレヒトで、寡黙・素朴だが尊厳もあり人柄の良いアルプスの老婆を演じてさすが!
で、話そのものは、青年期、老婆の死後家を出て、2度の大戦やアルプスの観光開発がすすんでゴンドラが山の上まで通り、リフトも作られてスキー場が開かれていくような過程の中で、自分の体だけを使い働き続ける主人公、居酒屋というか食堂のウェイトレスだったマリーとの恋、結婚の幸せなひととき、間もなく子供が生まれるというときに突然住んでいた山小屋を雪崩が襲い、本人も大怪我(両足骨折。彼には常に節目の足の怪我が付きまとう。後に氷河から発掘される40年前の死体=これって主人のクランツシュトッカ―?やはり両足がない)その後はマリアに手紙を書いては墓場を掘り棺桶の蓋にある空気穴?から手紙を入れる。そんなシーンが3.4回だが、アンドレアスの死後彼を埋葬するときに崩れた隣の棺から昔入れた手紙の紙片がどさどさと落ちるシーンもしっかり入れられていて、全体的に説明的ではないので彼の一生の過酷さはさほど強調されずむしろ穏やかに淡々と受け容れているように描かれているのだが、省略されたり、象徴的に描かれることによってその裏にどれほどのことがあったのかが想像できるような、ある意味寡黙な人間を雄弁に描く手法に精通しているような映画だった。その彼が唯一雄弁になるのが恋人との語らいで、そのあたりの描き方もうまい。ただし、雪崩のシーンなどはこんなもんではないだろうという感じもするし、期待して見に行ったアルプスの山景も観光映画っぽく美しくはなくむしろ生活の場としての地味さで描かれている感じで、その意味でも、この映画のコンセプトというものがしっかりと示されている感じ。ドラマティックやセンチメンタルを期待していくと裏切られる。(7月31日 新宿武蔵野館171)
⑭めくらやなぎと眠る女
監督:ピエール・フォルデス 2022年フランス・ルクセンブルク・カナダ・オランダ(英語・日本語字幕版)109分 ★
村上春樹の6本の小説を原作に、ライブ・アニメーションという実写撮影をベースにした手法でアニメ化したもの。村上小説のアンチリアリズムというか現実から一歩離れたところに成立した夢想的世界を表すにはなかなか効果的な手法と思え、意外に楽しめた。日本を舞台に、いかにも日本人っぽい顔つきのアニメーションの人々が英語でしゃべり「カタギリ」は「クワァタギーリ」、「きょうこ」は「ケェウコ」みたいな音で響くのが何とも不思議だし、字幕はけっこう簡略化されていて音で言っていることを省略したところもあって、これは日本語吹き替え版をもう一度見るべきかもね…と思える。 (7月31日 新宿シネマカリテ 172)
書きました! よかったら読んでください!
と思い― 『無名』『ライド・オン 龍馬精神』
TH叢書NO.99 アトリエサード/書苑新社 2024・8
「白馬・五竜 花の写真集」
ヤマブキショウマ(リフト下に) |
イブキジャコウソウ |
イワシモツケ |
ショウジョウバカマ |
これはまだ花・チングルマ |
ミヤマアズマギク |
ハナゴケ |
これもヤマブキショウマ・今回よく見た! |
シモツケソウも負けずに可憐に |
ギボウシ? |
ニッコウキスゲの群落だがちょっと小さくなってしまった… |
ヒメシジミ! 撮影成功! |
ハクサンフウロ |
タカネナデシコ |
そしてコマクサもまた… |
イワハゼ |
ヤマホタルブクロ |
ヨツバヒヨドリ? |
なんでしょう?調べたのだけれどよくわからない…ここから植物園です。 |
シコタンソウ |
植物園のシモツケソウは色も濃く、大群落で迫力! |
ヤナギラン(四川省でも見たなあ!)@植物園 |
もう綿毛になったチングルマ@植物園 |
クガイソウ |
以上、お付き合いありがとうございました。
8月の山は唐松・五竜に引き続き、後立山連峰の鹿島槍・爺が岳からです。今回は強風撤退にならないように願っているところです。
では、どうぞ皆さま暑さに負けず、お元気でお過ごしください!
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