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【勝手気ままに映画日記】2019年7月

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夏だ!夏だ!夏がきたぞ~でもあいかわらず遠出できず。 マンションから眺める都心面の空     ©shiori 府中の夕空    ©shiori ①新聞記者②コレット③誰もがそれを知っている④COLD WAR あの歌、2つの心(ZIMNA WOJNA)⑤Girlガール⑥嵐電➆シンク・オア・スイム イチかバチかおれたちの夢➇こはく➈クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代⑩氷上の王 ジョン・カリー⑪メモリーズ・オブ・サマー⑫巴里祭⑬アマンダと僕⑭天気の子 ①新聞記者 監督:藤井道人  出演:シム・ウンギョン 松坂桃李  北村有起哉 田中哲司  2019日本 113分  東京新聞望月衣塑子記者の著書「新聞記者」に触発されたフィクションだそうで、望月氏自身もTV討論の場面に出演している。東京新聞がモデル?の東都新聞。記者の吉岡エリカのもとに、医療系大学新設計画に関する極秘情報が匿名FAXで届き、彼女は、真相を突き止めるべく調査に乗り出す。一方、内閣情報調査室の官僚・杉原は、現政権に不都合なニュースをコントロールする任務に葛藤していた。そんなある日、杉原は尊敬するかつての上司・神崎と久々に再会するが、神崎はその数日後に自殺をしてしまう。真実に迫ろうともがく吉岡と、政権の暗部に気づき選択を迫られる杉原。そんな2人が出会い、杉原の助力で、エリカが内閣府が認可する医療系大学の秘密をスクープするという話で、そこにエリカの父が自殺した過去や、杉原の妻の妊娠出産ー父になる杉原の決意などがからむ。松坂もシム・ウンギョンも、それに杉原の妻役の本田翼も人気スターのオーラを消してリアルな等身大の人物として演じている感じで、それが地味だが力強い映画の力を醸し出している。シム・ウンギョンは日本人の父と韓国人の母をもちアメリカ育ちという設定で、口数は少なくてぶっきらぼうだが力強い語調はことばのハンディを上手にカバーして、この記者の派手ではないが、しっかりと真実を見据えていこうとする強さとか粘り強さを感じさせて悪くない。とにかく、いかにも東京新聞?という感じで(実名で朝日、毎日、読売が後追い取材を始めたと喜ぶシーンがある)しかも決してハッピーエンドでは終わらせない怖さもあって、印象に残る幕切れまで息もつかずに見せる。平日夕刻近くの映画館は、高年男