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【勝手気ままに映画日記】2019年8月

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    山歩きもけっこうできるようになりましたが、それにしても天気にめぐまれず。眺望を求めて2度の高尾山、でもこんなものです…。 そして名物とろろそばと牛タンと生ビール、やれやれ で、すっかり温泉に入り浸り… ①リラの門②旅のおわり 世界のはじまり③レイバー映画祭2019(『外国人収容所の闇』『植民地支配に抗って~3.1朝鮮独立運動』『ユニクロ払え~インドネシア縫製労働者のたたかい』『フランス・黄色いベスト運動』『沖縄・宮古島ではいま~自衛隊がやってきた』『自販機ユニオンのストライキ―8時間で暮らせる賃金を!』『ユナイテッド乗務員のたたかい~首切り自由は許さない』『連帯がこなければよかったのに』『アリ地獄天国』)④世界の果ての鼓動⑤存在のない子どもたち⑥アルキメデスの大戦➆夏少女➇煉瓦女工➈凪待ち⑩ブラック・クランズマン⑪台北メトロ淡水河の奇跡⑫サウダーヂ⑬15マレーシア⑭ラブン⑮隣の影⑯ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス⑰イソップの思うツボ⑱ダンス ウイズ ミー⑱影SHADOW 影武者⑲作兵衛さんと日本を掘る⑳おっさんずラブ㉑さらば愛しきアウトロー(THE OLD MAN &THE GUN)㉒トールキン 旅のはじまり㉓ワンス・ア・ポン・ア・タイム・イン・ハリウッド  印象に残った映画に久しぶりに★をつけてみました。あくまで個人的な趣味ですけど。 ①リラの門(4Kデジタル・リマスター版) 監督:ルネ・クレール 出演:ピエール・ブラッスール ジョルジュ・ブラッサンス アンリ・ヴィダル ダニー・カレル  1957仏 99分 映画文法にしっかり従って作られた古典的名画という感じ。出だしのカフェ、カメラの移動に従って、それまで顔を見せなかった登場人物が順次主人公ジュジュの背中から顔を見せていくところとか、ジョルジュ・ブラッサンスの甘いが哀愁に満ちた歌による語りとか。貧乏でぐうたらなジュジュとギター弾きの友情―ワインのやり取りでつなげていく構成、そして匿ったイケメン強盗犯の身勝手さとそれに翻弄されてしまうカフェの娘(現代にいそうもないような、でも一昔前のフランス的容貌)、自分の気持ちに気づいてももらえず振られるジュジュの悲しさ。省略話法で100倍語るクライマックスとか。それにしても登場人物たちの風貌、現代の感覚