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【勝手気ままに映画日記】2019年5月

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30年来の旧友たちと猛暑のもと、「クジラ山」下でピクニック。ひさかたの心晴れる日 ①サンセット②女性の名前③私が神④ポー川のひかり⑤ルチアの恩寵⑥ある日突然に➆アガサ・クリスティ ねじれた家➇ビリーブ 未来への大逆転➈ザ・プレイス 運命の交差点➉RBG 最強の85歳⑪熱帯魚⑫馬皮⑬愛がなんだ⑭ある少年の告白⑮初恋 お父さんチビがいなくなりました⑯コンフィデンスマンJP⑰主戦場⑱希望の灯り⑲台北セブンラブ(相愛的七種設計)⑳嵐電㉑誰がために憲法はある㉒洗骨 ①サンセット 監督:ネメシュ・ラースロー 出演:ユリ・ヤカブ ヴラド・イヴァノフ モーニカ・パルシャ   2018ハンガリー・仏     (ハンガリー語、ドイツ語)142分 ネメシュ・ラースローは印象深かった前作『サウルの息子』に続くこの大作でアカデミー賞外国映画賞を受賞している。 『サウル』ではナチスのユダヤ人収容所で死んだ少年を自分の息子に重ね合わせて、ユダヤ式に葬ろうとする一人の男をずっと追い、ある意味で単調な情景の中でクローズアップで写される表情の変化などを繊細に描き出して緊迫感のある画面を作っていたのが印象的だったが、こちらは1900年代初めのころのハンガリー、ブタペストの街、そこにある帽子屋、あるいは伯爵邸、また、行方不明で存在さえ初めて知った兄のいわばアジト?など、結構ドラマティックに変化していく場面の中で、『サウル』の場合と同じくヒロイン・イリスの表情と行動を逐一追っていくという感じで、物語も結構ミステリアス、ドラマティックなのにあいまって、なんかすごく粘着質な描き方という感じで、ウーン、「サウル」の時には生きた手法だと思うが、今回は少し疲れた。その上というか、だからか、最終的にはドラマ部分は観客の想像にゆだねて結論を出さないという描き方の142分。見ごたえはあるが、ちょっと長すぎる感じ。これは腰から沈むような感じのアップリンク・スクリーン3の座席のせいもあるかもしれないが。背中が痛くて参った。(5月2日 渋谷アップリンク) ②女性の名前 監督:マルコ・トウッリオ・ジョルダーナ 出演:クリスティアーナ・カポトンディ ヴァレリオ・ビナスコ ステファノ・スカンダレッティ 2018イタリア 92分 シングルマザーのニーナは家具修復の職場が