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【勝手気ままに映画日記】2020年6月

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すっきりしない6月の、久しぶりの高尾山(わが庭?)ここは富士山がよく見える場所なのだけれど、6月は2回登って2回ともこんな感じでした! 同じロケーションの3月です。 ①ルース・エドガー🌸②ハリエット③デッド・ドント・ダイ④アンティークの祝祭⑤ライト・オブ・マイ・ライフ⑥ANNA⑦ようこそ革命シネマへ⑧在りし日の歌(地久天長)🌸⑨再会の夏⑩シュヴァルの理想宮⑪エジソンズ・ゲーム ディレクターズ・カット版(The Current War)⑫ライフ・イット・セルフ⑬ア・ゴースト・ストーリー⑭ペイン・アンド・グローリー⑮今宵、212号室で⑯はちどり🌸   中国語圏映画は1本だけでしたが、これは大力作。韓国の『はちどり』もいい映画でした。どちらも長いことは長い…けど。🌸はおススメの個人的感想です。( )内の数字は今年見た映画の通し番号です。 ①ルース・エドガー 監督:ジュリアス・オナー 出演:ナオミ・ワッツ オクタヴィア・スペンサー ケルヴィン・ハリソンJr.ティム・ロス 2019米 110分 🌸  緊急事態宣言前日の4月7日の劇場鑑賞からほぼ2か月近く、ようやく久しぶりの映画館へ。おりしもアメリカでは黒人市民が白人警官に圧殺された事件から起こったデモにトランプが反社会活動として弾圧の意向を示すなど、人種問題が決して過去のものでないのみならず、この映画を見た後では、現実の方がひと昔もふた昔も前のまま、と思わざるを得ないような、ある意味この問題のとらえ方の深さ、だろうか。 アフリカの戦乱の中孤児となりアメリカに住むリベラルな白人夫婦に引き取られ、夫婦の努力本人の順応で文武両道オバマの再来といわれるような好青年に育った黒人高校生と、彼を高く評価しつつそのうちに潜む想像力を暴力志向と心配して、自らが女性黒人としていわば立ち向かって乗り越えてきた社会的制約とその中で追い詰められている偏狭な非寛容とを振りかざす教師。好意の人々ではあり、理解者たろうとはするのだが、そうすればするほど息子との懸崖を感じざるを得ず、結局息子の力にはなれない両親。 社会の中で何らかの形でつまずいたことによりダメな黒人、ダメなアジア系女性とレッテルを張られてもがく息子の同級生たちとどの関係でも息詰まるような無理解や自己中心主義の、その中で優等生であることを