【悔恨と反省、それでも懲りない?】2~3月の骨折・入院日記③

またの日の朝日に映える飯縄山。いくら見てもあきませんが、まさか病院に根を張ってしまうわけにはいかないし…というほどに、慰められる絶景です。

2月28日

【手術2日目 車椅子から歩行器に】
ドレインが抜けて、ベッドのまま一般病室(225)に戻る。
早速のリハビリ開始は、ベッドの傍らでまず車椅子に乗る練習と、すぐに立つ練習。これらはすべて小ぶりのデイパックサイズになった両足の間の枕をつけたままだが、どうもこれがずり落ちてきて使いにくい。この枕は大きさを変えつつ、このあと3週間起きても寝ても24時間つけていることになる。
(手術後2日は40ℓザックサイズ、その後数日はデイパックサイズ その後は20センチ角のサイコロ状)



デイパックサイズ枕と1日だけ車椅子の私(しかも病衣,
ハズカシイから顔を隠してしまいました、失礼!)


    
      サイコロ型枕と、つけたところ(これは時期はずっと後。腰ひもと
        弾性ソックスを使って枕が落ちないように工夫して、ひたすら歩く。
 昼頃には自分で車椅子でトイレにも行き(1回目だけは介助してもらい、動き方を教えてもらう)食堂に出ると新聞があったので、久しぶりに新聞やテレビを見ながら食事。

(この新聞、最初は病棟のものかと思って、今日の新聞は?などと看護師さんに聞いていたが要領を得ない。要は入院患者のどなたかが新聞をとっていて読み終わったものを公共スペースに寄付してくれていたのだった…。なるほど、こういう方もいるんだな。長期入院お気の毒という気もする)

午後リハビリ担当Yさん、再び迎えに来てくれてリハビリ室へ移動。階段上下はないがずーっと遠くのリハビリ室。平行棒で3往復くらい歩き、2種の歩行器を使い部屋の中を回って歩く。痛いし、悪い左足から出す歩行はなかなかしんどい。その後両足の筋トレ30回ずつ。右足は2キロ、左足は1キロの重りをつけて…。車椅子で病室まで送ってもらい、その後は歩行器に。まあなんというか、基本日常生活に復帰というところ。歩行器は赤ちゃんのを大きくしたような感じで押しながら歩く。4日間くらい使い、杖になった。

2回目からはトイレも一人で行き、ベッドで2月の映画日記『電影★逍遥』をアップして、3月は映画日記は書けそうもないことをお詫びする。その後一括メールで事故と怪我の経過とblogアップをお知らせする。

治療は朝夕30分の抗生剤点滴、夕食後、今日から朝夕でるようになった飲み薬の痛み止め(ロキソニン)と胃薬。痛みが強い時は座薬。5日ごろまでは足が痛くて目が覚め、歩き出すとやっぱり痛く、座薬を入れてリハビリをするという感じ。手術後1週間、ようやく座薬なしでいられるようになった。そんな感じで、あとは自然治癒にまかせるしかない?6時夕食、9時消灯の夜はあまりに長く、なかなか眠れない毎日となる。一応、夜はPCは自粛し、TVカード(1枚1000円、1000分?の視聴。同じカードで洗濯は乾燥も含め1回3~400円、高い!)も買ったけれど、最初の週は痛みもあって、TVは全然落ち着いて見られない。結局退院まで、ほぼ毎日「眠剤」のお世話になることに。


3月1日~5日

【歩行器生活】

朝6時、夜勤専門看護師のM田クンが、病室のカーテンをザザザーと開けて回り、ベッド周囲のカーテンもサーッツと開けてしまう。大きな窓の外には朝焼けの飯縄山で、眺めはすこぶるいいのだが…。のちに「声もかけずに勢いよくカーテン開けるのやめてよ」と親しくなったM田君にいうと「ぼく、ちゃんとおはようって声かけてから開けてますよ」。その「おはよう」のときは、まだこちらは眠りの中だよ!でもそれからは、ちょっとだけゆっくり、ベッド周りも開けないでおいてくれるようになった。彼はパーマをかけて色もちょっと金髪系、真ん中分けした長髪の巨体で、ちょっと見は引いたけれど、なかなかに優しく丁寧な物腰で、悪くない。

手術3日目の3月2日からは、起きて病衣をリハビリ用?のジャージに着替える。ほとんどの方は甚平様・パジャマ柄の病衣で1日中過ごしているが、寝ていて動けない間はともかく、それだけはいやだよ、と思う。ジャージ類は入院が決まってすぐに、娘に頼んで送ってもらった。着替えは最初から自分でしたが、左足にズボンをはくのは苦労、最初2,3日は左足のみソックスが自分で穿けず、看護師を探して穿かせてもらっていた。


朝の日課は、8時朝食、9時頃検温などで看護師が回ってくる。そのあとは蒸しタオルをもらって体を拭く(2週間後抜糸が終わるまではずっと、これ。これも最初のうちは左足先だけ頼んで拭いてもらったり)最初のうちはその後リハビリで、Yさんが迎えに来て、入院病棟の回廊を歩いて回る練習をしたり、ストレッチや筋トレを教わる。その後リハビリの時間は午後になる日もあり、まもなく、時間だけ知らされて、200m?くらいあるリハビリ室までの廊下を1人歩いて通うようになった。
午後は日によって、医師の回診があったり、レントゲン検査があったりするが、これらは夕方に近いことが多いので、基本的には自由時間。そこで1Fに下りて、売店兼カフェの『グリーン・リーブズ・モール』に通うことなる。

【売店とコーヒーショップ】
『グリーン・リーブス・モール』は病院エントランスロビーの脇にある小さなコンビニと、その奥のテーブルコーナーの店だが、なんと!パン工房があって、毎日焼きたてのパンが並べられる。このパン、来院者には隠れた人気?で通院する人、お見舞いに来る人などが5個、10個買う場面に何度も遭遇、午後の早い時間にはほぼ売り切れてしまう。こちらは病院食を食べている身だから、パンは残念ながらほとんど自粛で数回のみだが、コーヒー(これもまあ、コンビニコヒーだけれど、結構おいしい)も飲めるので、病室を抜け出し、PC持参で書き物に(ただし、ここは残念ながらWi-Fiの電波なし)。







カフェデビューは歩行器生活2日目の3月2日から、売店休みの日をのぞいては退院日まで1日も欠かさず、午前午後2回の日もあったなあ…。その前に車椅子のときにパンツ(なんせスキーのときのスポーツタイプのサポーターなどとても穿けない)や、ソックス、リハビリ靴、洗濯用洗剤などを買いに行き、後半は旅行用が切れた化粧品類とか、デンタルフロスとか、最後は帰り道に使った杖、それに宅急便(段ボールもいただき…)何から何までお世話になる。店員さんたちも親切で、本当にありがとうございました!


午後、つい時間を忘れ、カフェコーナーで仕事をしていると、「まもなく回診ですよ」と看護師さんが呼びに来てくれたり、リハビリ担当のYさんが、ここまで来て私がその前に質問した「関節の状況」について説明してくれたり。
もうひとつ、奥の窓際は病院の玄関に面していて、そこからは東側の(つまり西の飯縄に対置する)横手山、焼額山など志賀高原方面の遠望も眺められる。
まだ、歩行器生活の手術後3日目
ここは、つまり、とにかく私の4週間の入院生活を支えてくれた場所だった。

『グリーン・リーブス・モール』
  平日:8時30分~18時 土曜:8時30分~16時
  休日:日曜・祝日 第2・4土曜






④に続く
【悔恨と反省、それでも懲りない?】2~3月の骨折・入院日記④




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