【勝手気ままに映画日記+山ある記】2026年7月【中途速報版】まだ山ある記はありませんが…
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| ペルー映画『雲と大地のはざまで』映画comフォト・ギャラリーからしばらく拝借! |
②雲と大地のはざまで(Raíz)
監督:フランコ・ガルシア・ベセラ 出演:アルベルト・メルマ ネリー・ウアイタ リチャード・タイぺ 2024ペルー・チリ(ケチュア語) 83分 ★
このところ気になっているペルー映画の一作。ワイド場面いっぱいに広がるアンデスの雪山景色を堪能!というところか。物語は4000mを越えるアンデス山脈の高地で犬一匹と、アルパカのロナウドをおともにアルパカ放牧をする少年フェリシアーノ。学校はなぜか(貧しいからということだろう)閉校していて、映画途中で少年が学校に忍び込みサッカーボールを持ち出す場面がある。彼は折からワールドカップ・ロシア大会に出場しそうなペルーチームのサッカーに夢中で、ラジオの電波を探しながら実況中継を聞いている。ってことは2018年の物語ということだ。山の中でアルパカの毛を売っての暮しはなかなか貧困を抜け出せない状況もあり、近くに鉱山が開発されて目先のきく村人は放牧をやめ土地を売って、鉱山の仕事をして豊かな暮らしを始めているというところ。今後の開発と伝統的な暮らしを守りたい村人の間で「集会」が開かれる場面もペルーらしい。子どもゆえに、そういう村の問題の圏外に置かれつつもフェリシアーノの暮しにも影響はあるわけで、街まで一家や知人そろって出かけて(父はアルパカ毛の値段交渉、そして家族でサッカーのTV大画面観戦)の帰り、対立の中で(犯人は示されないが)村人のアルパカが殺される事件があったり、フェリシアーノの愛犬(比較的すぐに戻ってくる)とアルパカも行方不明に…。そして大人たちは鉱山に続く道路を封鎖して争議に…という中で、アルパカ探しのためにとり、そして成功した方法とは…なるほどというまとまり具合。映画は最後になってコカの葉が出てきたリ、村の呪術師?が出てきたリで、この映画の求めるところが見えてくる。原題「Raíz」はスペイン語で「根」「根源」という意味だそう。映画そのものはケチュア語で撮られている。(7月1日 渋谷ユーロスペース138)
①わたしの聖なるインド
監督・撮影・編集:ノウシーン・ハーン 2023インド(英語)74分 ★★★
この映画、『わが理想の国』⑬-9の題名で2023年山形のドキュメンタリー映画祭で既見だった。ただ、エンドロール?というか終わりには2025年に収監中の人の名とか、2024年に「市民権改正法」が成立してしまったことなども出てくるので、2023年時の日本上映作には手も入れてあるのだとは思われる。見ているこちらは、2023年時にはあまり思いもしなかったのだが、高市政権下、入国管理法の改定とか「国家情報会議」ースパイ防止法への動きが具体化している現在の情勢では、マイノリティや国を批判する人間が、このインドのムスリムと同じような状況におかれることもありうると思うと、とても他人事とは思えず、また、同じような状況に際してこのインドのムスリムや女性たちのように私たちは闘えるのだろうかなどなど思いつつ複雑な思いを持ちながらの鑑賞だった。ノウシーン・ハーンが自身のSMSを24年来の友人(両親が与党であるからだろうとする)にブロックされてしまったショックを、自身が宗教から距離を取り、友人たちもそういう彼女を真の彼女とみていたからだろうと分析していることばが強く印象に残る…(7月1日 渋谷ユーロスペース 137)
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