投稿

【勝手気ままに映画日記】2021年9月

イメージ
  久しぶりに会いました!天狗岳に半分隠れてはいるけれど端正にたたずむ富士山(9・19八ヶ岳・硫黄岳山頂より…硫黄岳は7月雨模様のリベンジ。しっかり果たせて大満足です) 根石岳山荘前からのご来光 ①シュシュシュの娘②シャン・チー テン・リングスの伝説③ホロコーストの罪人④その日、カレーライスができるまで⑤オールド・ドッグ⑥華のスミカ⑦ブライズ・スピリット 夫をシェアしたくはありません➇いまはむかし 父・ジャワ・幻のフィルム⑨アナザーラウンド(Druk)⑩サマーフィルムにのって⑪浜の朝日の嘘つきどもと⑫スイング・ステート⑬ムーンライト・シャドウ⑭MINAMATA⑮ちょっと北朝鮮に行ってくるけん⑯由宇子の天秤⑰クーリエ:最高機密の運び屋⑱総理の夫⑲マイ・ダディ⑳ミッドナイトトラベラー 前半は「9月の多忙」でなかなか映画も、山にも行けませんでしたが、一段落した後半から頑張って映画館通いで20本。日本映画①④⑥➇⑩⑪⑬⑮⑯⑱⑲ー珍しく多かったー中で⑥➇⑮と、それに10月に入って観た⑳はドキュメンタリー。中国語圏というか中国絡みの映画は②(アメリカ)⑥(日本)⑤(チベット)で、何かなあ…という感じです。  ★…なるほど! ★★…力作! ★★★…おススメ!! (もちろん、あくまで個人的感想ですけど)というところでしょうか(各映画最後の数字は、今年になって劇場で見た映画の通し番号)。 ①シュシュシュの娘 監督:入江悠 出演:福田沙紀 井浦新 吉岡睦雄 根谷涼香 宇野祥平 2021日本 88分 ウーン。コロナ禍で仕事を失ったスタッフ・俳優、支援する全国のサポーターン協力でミニシアター上映を目指して作られ自主映画、ということで何はともあれ見なくっちゃというところで日曜の午後劇場へ。しかしスタンダードサイズの画面は一貫して暗く最初は台詞も聞き取りにくく若向けに作られた映画なのかなと…。 物語は深谷市ならぬフクヤ市、市長派が「移民防止条例」をはかる中、条例に反対する市役所員間野が公文書改ざんを強いられ、抵抗ができなかったことを恥じ悔いて自殺する(評判になった?ワンシーンちょっとだが井浦新の泣きの演技)。同じ市役所勤めのヒロイン未宇、間野がよく訪ねてきていた同じ反対派で寝たきりであと数日の命と言われた祖父から、忍者の末裔であると知らされ、間野の残したはずの改ざんの証拠データ(USB)を探し

【勝手気ままに映画日記】2021年8月

イメージ
  久しぶりに山上からの富士山に出会いました!8月29日早朝燕岳からの雲海と富士山   晴天絶好調の景色を堪能した山旅、やっとできました! 燕岳(北アルプス)腕のギプスが取れて10日、どうかなと恐る恐る出かけた山でしたが、 何とか無事に、とても楽しんで帰ってきました。ワクチンも2度したし、コロナと共存の構えです。ただしお酒は下山後の「穂高地ビール」生ビール1杯だけ。自粛のつもり? ご来光5時17分 山上より望む槍(小鑓も)・穂高方面(後ろにも写真集のせます!)         ①東京クルド②オールド・ジョイ③ロビンソンの庭④ナイト・オン・ザ・プラネット(Night on Earth)⑤パンケーキを味見する➅名もなき歌⑦キネマの神様➇アウシュヴィッツ・レポート⑨くれなずめ⑩モロッコ、彼女たちの朝(英題ADAM)⑪すべてが変わった日⑫クーリンジエ少年殺人事件⑬ドライブ・マイ・カー⑭オキナワ・サントス⑮沈黙のレジスタンス ユダヤ孤児を救った芸術家⑯白頭山大噴火 16本と少なめ、②③④⑫は旧作、①⑤⑭はドキュメンタリー、そんな感じでした。★1つはまあまあ、★2つおすすめ ★3つは気に入った!(あくまでも個人的趣味ですが)最後のカッコ内の数字は今年になって劇場で見た映画の通し番号です。 ①東京クルド 監督:日向史有 出演:ラムザン オザン メメッド 2021日本 103分 ★★★ 小学生の時両親に連れられて日本にやってきた19歳のラムザン(真面目な勉強家。勉強して能力をつけて日本社会で働き定住したいと願っている。両親も後押ししているが希望の語学学校には不法滞在者であるゆえに8校も断られて入学できず、埼玉の自動車大学校を受験・合格して整備を学ぶことに)と18歳のオザン(美青年。不法滞在者は就労できないが、解体業の下っ端として働き家族の生活を支える。希望の見えない生活に「ぐれたり」もしたが、ラムザンに励まされ、映画の中では語学力やトルコへの知識などを生かしてタレントのオーデションを受けようとするが不法滞在者で就労禁止であることを入管から言われ、はじかれてしまう)の二人とその家族、ラムザンの叔父で東京入管に収容され、病気になるが家族が呼んだ救急車が2度にわたって返され、病院に入るまでに30時間も放置されたメメッドのエピソードを中心に、日本に住み難民申請を繰り返しながら却下され続け、

【勝手気ままに映画日記】2021年7月

イメージ
快晴の八ヶ岳(天狗岳への展望台)から赤岳方面(7.17) 双耳峰天狗岳・東天狗から西天狗を見る。下は西天狗岳頂上から東を… 北アルプス方面  ①Arcアーク②脳天パラダイス③唐人街探偵 東京ミッション(日本語吹き替え版)④アジアの天使⑤デュー・あの時の君とボク➅スーパーノヴァ⑦ブラック・ウィドウ➇サムジン・カンパニー1995⑨唐人街探偵 東京ミッション(字幕版)⑩プロミッシング・ヤング・ウーマン⑪シャイニー・シュリンプス⑫17歳の瞳に映る世界⑬走れロム⑭復讐者たち(PLAN A)⑮ライトハウス⑯親愛なる君へ(親愛的房客)⑰てなもんやコネクション⑱83歳のやさしいスパイ(El agente topo)⑲夕霧花園⑳返校 言葉が消えた日㉑イン・ザ・ハイツ  中国語圏映画③⑨⑯⑳(ちょっとだけ関連して⑤⑰⑲も??)韓国関連映画④➇ 日本映画は①②④⑰(③⑨⑲も日本人俳優活躍)でなんか境界が見えなくなってきている?? ★はなるほど! ★★いいね!(好みはあろうが) ★★★おススメ 各映画最後の劇場名のあとの番号は、今年になって劇場で見た映画の通し番号です。 ①Arcアーク 監督:石川慶 出演:芳根京子 寺島しのぶ 岡田将生 小林薫 風吹ジュン 中村ゆり 倍賞千恵子 2021日本 127分 ★ ケン・リュウ原作の『円弧』。プロデュースもケン・リュウ自らしているとのことで、そこにまあ興味を持って見に行ったというところ。17歳から135歳までのリナを演ずる芳根京子。出だしはなんかおどろおどろしくあらあらしいダンスというかパフォーマンスシーンからで、それを寺島しのぶ演ずる師・エマが見て自分の手元に彼女を呼び寄せることになるわけだが、ウーンなんというか普通の枠にはまらないような、同時に世に受け入れられないような少女の表象ということなのだろうか? 生まれたばかりの赤ん坊を捨て、師のもとで死者を生きたままの姿で保存する技術を身に着け、師の弟がその保存技術を応用して開発した不老不死の施術を施されて135歳までを生きる姿を描く。しかし不老不死は初期には高額でもあり誰にでもできるものではないとして世間の批判にもさらされ、やがてそれでも普及していくが、遺伝子の問題で成功せずに死が訪れる人、40歳以上は成功率が低いとか、またあえて施術を望まない人もいて、施術を考案したリナの夫も亡くなる。 後半は(こ

【勝手気ままに映画日記】2021年6月

イメージ
雨模様、おまけに帯状疱疹で痛みに呻き、山歩きもあまり果たせぬ6月…富士山にも晴れた山々にも遭遇できず。6月はじめに行った丹沢湖(なんとか西丹沢・檜洞丸に) 黒メガネ黒マスクで人相最悪! ①来電狂響②女たち③アメリカン・ユートピア④風が踊る(風兒踢踏踩)⑤5月の花嫁学校 ➅逃げた女⑦湖底の空⑧十八洞村⑨ベル・エポックでもう一度⑩ブラック・バード⑪アフリカン・カンフー・ナチス⑫デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング⑬るろうに剣心 最終章 The Beginning⑭るろうに剣心 最終章The Final⑮グリード ファストファッション帝国の真実⑯田舎司祭の日記⑰王の願いーハングルの始まり⑱1秒先の彼女(消失的情人節)⑲やすらぎの森⑳ソウルメイトー七月と安生㉑いとみち   中国語圏映画(合作・主題も含め)7本①④⑦⑧⑫⑱⑳、日本映画6本②⑦⑪⑬⑭㉑ 韓国映画➅⑦⑰   ★はなるほど! ★★いいね! ★★★おススメ 各映画最後の、映画館名の後ろは今年になって劇場で見た映画の通し番号です。 ①来電狂響 監督:于淼 出演:佟大為 馬麗 霍思燕 喬杉 代楽楽 2018中国 103分 ほとんど内容は知らされないまま「中国文化センター」の中国映画上映会というのに行ってみたら、2019年中国映画週間で見た『完璧な他人ースマホが暴く秘密たち』であったのだが…出演者の役柄や顔はしっかり覚えている、物語についてはウーン?一応前作を踏襲?している?とは思えるのだが、なんか別バージョン?と思えるくらい印象が違ったのはなぜ?一つは今回の字幕がぐちゃぐちゃ!日本語とは思えないような仕上がりで、耳から入るものと目に入るものがあまりに違うというか違和感があたせいかも。無料上映だから文句は言えない??あと、終わり方前回は佟大為扮する脚本家の妄想というか創作という形で今までの人間関係のごちゃごちゃが回収される仕組みにもともとのイタリア版とは違うもののなるほどと思ったのだが、それがエンドロールの後ろにちらりと出てくる感じでえ?こうだったっけ?エンドロールには汶川地震でのスマホ活躍のシーンなども出てきて、これも見覚えがない気がする。竜のマークはちゃんとあったが、もしかしてやっぱり別バージョン?と今もなんか変な感じがしている。この映画ギネスでは世界でもっと多くリメイクされた映画だそうで、日本版も見たなあ。   (6