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【勝手気ままに映画日記】2021年6月

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雨模様、おまけに帯状疱疹で痛みに呻き、山歩きもあまり果たせぬ6月…富士山にも晴れた山々にも遭遇できず。6月はじめに行った丹沢湖(なんとか西丹沢・檜洞丸に) 黒メガネ黒マスクで人相最悪! ①来電狂響②女たち③アメリカン・ユートピア④風が踊る(風兒踢踏踩)⑤5月の花嫁学校 ➅逃げた女⑦湖底の空⑧十八洞村⑨ベル・エポックでもう一度⑩ブラック・バード⑪アフリカン・カンフー・ナチス⑫デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング⑬るろうに剣心 最終章 The Beginning⑭るろうに剣心 最終章The Final⑮グリード ファストファッション帝国の真実⑯田舎司祭の日記⑰王の願いーハングルの始まり⑱1秒先の彼女(消失的情人節)⑲やすらぎの森⑳ソウルメイトー七月と安生㉑いとみち   中国語圏映画(合作・主題も含め)7本①④⑦⑧⑫⑱⑳、日本映画6本②⑦⑪⑬⑭㉑ 韓国映画➅⑦⑰   ★はなるほど! ★★いいね! ★★★おススメ 各映画最後の、映画館名の後ろは今年になって劇場で見た映画の通し番号です。 ①来電狂響 監督:于淼 出演:佟大為 馬麗 霍思燕 喬杉 代楽楽 2018中国 103分 ほとんど内容は知らされないまま「中国文化センター」の中国映画上映会というのに行ってみたら、2019年中国映画週間で見た『完璧な他人ースマホが暴く秘密たち』であったのだが…出演者の役柄や顔はしっかり覚えている、物語についてはウーン?一応前作を踏襲?している?とは思えるのだが、なんか別バージョン?と思えるくらい印象が違ったのはなぜ?一つは今回の字幕がぐちゃぐちゃ!日本語とは思えないような仕上がりで、耳から入るものと目に入るものがあまりに違うというか違和感があたせいかも。無料上映だから文句は言えない??あと、終わり方前回は佟大為扮する脚本家の妄想というか創作という形で今までの人間関係のごちゃごちゃが回収される仕組みにもともとのイタリア版とは違うもののなるほどと思ったのだが、それがエンドロールの後ろにちらりと出てくる感じでえ?こうだったっけ?エンドロールには汶川地震でのスマホ活躍のシーンなども出てきて、これも見覚えがない気がする。竜のマークはちゃんとあったが、もしかしてやっぱり別バージョン?と今もなんか変な感じがしている。この映画ギネスでは世界でもっと多くリメイクされた映画だそうで、日本版も見たなあ。   (6

【勝手気ままに映画日記】2021年5月

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久しぶりの晴天 奥高尾もみじ平から 手前大室山もくっきり(5/3)       ン10年ぶりに登った生まれ故郷の滝子山(山梨県)からの富士山            晴天だけど黄砂飛ぶ日でこんなにぼんやり…(5/8) 滝子山上から眼下の町(これが生まれ故郷)   下から見上げる滝子山(1610m)子どものときはもっと高山に思えたのだが… ①デカローグ9ある孤独に関する物語②デカローグ10ある希望に関する物語③憂鬱な楽園(南國再見、南國)④珈琲時光⑤異邦人 デジタル復元版➅デカローグ8 ある過去に関する物語⑦HHH:侯孝賢[デジタルリマスター版]➇冬冬の夏休み(冬冬的暇期)⑨High Flash〜引火点(引爆點)⑩台湾新電影(ニューシネマ)時代⑪風櫃の少年⑫よい子の殺人犯⑬ブータン山の教室⑭戦場のメリー・クリスマス 4K修復版⑮愛のコリーダ 修復版⑯海辺の家族たち⑰ファーザー⑱ジェントルマン⑲グンダーマン 優しい裏切り者の歌⑳なんのちゃんの第二次世界大戦㉑泣く子はいねぇが㉒生きちゃった㉓海辺の彼女たち㉔ペトル―ニャに祝福を㉕童年往事㉖明日の食卓㉗HOKUSAI㉘クルエラ ③④⑦⑧⑨⑩⑪⑫㉕ 台湾巨匠傑作選2021 ホウ・シャオシェン大特集(但し初めて見たのは⑨⑫だけ) ①②➅は先月に続き『デカローグ』10本のうちの残り ⑭⑮⑳㉑㉒㉓㉖㉗ 日本映画 ⑤⑭⑮は旧作リマスター コロナ禍の影響?もあって旧作・再見作品がおおくなりました。★はなるほど! ★★いいね! ★★★おススメ 各映画最後の、映画館名の後ろは今年になって劇場で見た映画の通し番号です。 ①デカローグ9 ある孤独に関する物語 監督:クシシュトフ・キェシロフスキ 出演:ピョトロフ・マハリツァ エヴァ・ブワシュチク 1988ポーランド 61分  回復しない性的不能と診断された外科医とその妻の物語。自分は相手に性的欲望は感じず、医師には別れることを勧められるが、妻の気持ちを求め、浮気をしているらしい妻に嫉妬を感じる夫と、浮気をしつつ、夫への診断を知ると、むしろ浮気相手と別れようとする妻のそれぞれの心情とそのすれ違いが、身の回りのものを介して描かれ(あまり直接の話し合いとかはないのが映画としては観念的にならずいい)、最後は思い切った結末の(ちょっと思いもよらない方法?)の解決というかハッピーエンド?がつく。先月に引き続く

【勝手気ままに映画日記】2021年4月

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久しぶりの山上からの富士山、手前はアセビ満開(4月10日表丹沢塔ノ岳) 奥から二の塔・三の塔・烏尾山・行者が岳と縦走してきて塔ノ岳から 塔ノ岳頂上からの大山 相模湾方面もよく見えて快晴! ①ノマドランド②マンク③アウステリッツ④騙し絵の牙⑤ヒトラーに盗られたうさぎ⑥国葬⑦旅立つ息子へ➇きまじめ楽隊のぼんやり戦争⑨アンモナイトの目覚め⑩緑の牢獄⑪街の上で   デカローグ⑫2ある選択に関する物語⑬3あるクリスマスイヴに関する物語⑭4ある父と娘に関する物語⑮5ある殺人に関する物語 ⑯6ある愛に関する物語 ⑰7ある告白に関する物語  ⑱きみが死んだあとで⑲狼をさがして⑳デカローグ1ある運命に関する物語㉑椿の庭㉒グランパ・ウォーズ㉓狂徒㉔One Day いつか(有一天)㉕日常対話㉖ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌㉗ハイゼ家百年(Heimat ist ein Raum aus Zeit)㉘恋恋風塵 ご覧のとおりで3月末から4月にかけて、遠出はならず、かといってステイホームだけでは体がなまって老化が進む!😠というわけで、週末ごとに丹沢・箱根・南アルプスとあちこちちょこちょこ歩いていました。 4月25日 緊急事態宣言3波が発令されました。1000平米以上の映画館、商業ビル内に入っている映画館などは閉鎖休業中ですが、今月よく見たイメージフォーラム、ユーロスペース、K'Sシネマ、ポレポレ東中野などはがんばって営業中。これ幸い?に私も粛々映画館通い。満員だと少し心配な時もありますが、概ねこれらのホールは換気十分、食事は禁止、一人で来る人が圧倒的に多くておしゃべりもありませんのであまり心配していません。 4月は26本(1本60分の『デカローグ』シリーズ7本も含めてですが)日本映画➇⑪⑱㉑の5本、中国語圏映画⑩㉔㉕㉘4本でした。③➅⑩⑱⑲㉕㉗はドキュメンタリー(よく見た方?)『デカローグ』の残り3本は5月に見る予定。 ★はあくまで個人的感想ですが、★なるほど! ★★いいね! ★★★おすすめ!というところでしょうか。各項最後、映画館名の後は今年になって劇場で見た映画の通し番号です。 ①ノマドランド 監督:クロエ・ジャオ 出演:フランシス・マクドーマンド デヴィッド・ストラザーン リンダ・メイ スワンキー ボブ・ウェルズ 2020米 108分 ★★ 2020年ベネチア金獅子賞受賞のディ

【勝手気ままに映画日記】2021年3月

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春霞・・・もやもや富士山(@高尾山から 3月11日)                        神奈川・厚木近くの里の春(3月30日) ①レンブラントは誰の手に②ある殺人、落葉のころに③春江水暖④少女ムシェット⑤ステージ・マザー⑥あのこは貴族⑦夏時間➇ターコイズの空の下で⑨私は確信する⑩ラモとガべ⑪タルロ(塔洛)⑫空に聞く⑬亮亮と噴子⑭息の跡⑮波のした、土のうえ⑯小死亡⑰夏の夜⑱ラブリー・マン⑲WHOLE⑳ビバリウム㉑ミナリ㉒陽に灼けた道(太陽総在左辺)㉓生きろー島田叡 戦中最後の沖縄県知事 ⑩⑪㉒ チベット映画祭(岩波ホール) ⑫⑭⑮ 小森はるか特集(ポレポレ東中野) ⑯⑰⑱⑲ 大阪アジアン映画祭・オンライン座 ★はもちろん個人的好みということで…。各映画末尾の番号は今年になって基本的に劇場で見た映画の通し番号です) ①レンブラントは誰の手に 監督:ウケ・ホーヘンダイク 出演:ヤン・シックス エリック・ド・ロスチャイルド男爵 ターコ。デイビッツ(アムステルダム国立美術館)エルンスト・ファン・デ・ウェデリング教授 バックル―公爵 2019オランダ(オランダ語・英語・仏語)101分 レンブラントの3つ(4枚)の作品の「持ち主」をめぐるドキュメンタリー。1枚目は読書をする老人?の小品で持ち主のバックル―公爵は高額で入手したいという美術館の要請などには目もくれず、屋敷の暖炉の上にこの作品を掛けてひたすらに愛でる。もう一つは肖像画にも描かれたヤン・シックスの11代目の子孫で代々画商を営む家系?のヤン・シックスが競売で求めた絵を鑑定し実はレンブラント作品だと発表してからの真贋問題の中でのごちゃごちゃ。そして最後は2枚組の等身大の夫婦の絵が売りに出され1億6千万€とかの値がついたこの絵をアムステルダム国立美術館とルーブル美術館が争奪戦、結局政治的解決で共同購入することになり絵がオランダとフランスを行ったり来たりするという、この3つの絵画所蔵のしかたみたいなものが並列的に描かれる。 なかなかに興味深い世界だけれど、うーん。アートの価値に命を懸けるみたいな世界は、金もなく命に限りもある(永遠の所蔵なんてできないし)人間にはとっても踏み込めない世界だなあなどと、まあこういう映画で拡大されたレンブラントの画面を見ることにせめて喜びを見出したいと思う。それにしてもかつて、ウフッツイ美