【勝手気ままに映画日記】2021年3月
春霞・・・もやもや富士山(@高尾山から 3月11日) 神奈川・厚木近くの里の春(3月30日) ①レンブラントは誰の手に②ある殺人、落葉のころに③春江水暖④少女ムシェット⑤ステージ・マザー⑥あのこは貴族⑦夏時間➇ターコイズの空の下で⑨私は確信する⑩ラモとガべ⑪タルロ(塔洛)⑫空に聞く⑬亮亮と噴子⑭息の跡⑮波のした、土のうえ⑯小死亡⑰夏の夜⑱ラブリー・マン⑲WHOLE⑳ビバリウム㉑ミナリ㉒陽に灼けた道(太陽総在左辺)㉓生きろー島田叡 戦中最後の沖縄県知事 ⑩⑪㉒ チベット映画祭(岩波ホール) ⑫⑭⑮ 小森はるか特集(ポレポレ東中野) ⑯⑰⑱⑲ 大阪アジアン映画祭・オンライン座 ★はもちろん個人的好みということで…。各映画末尾の番号は今年になって基本的に劇場で見た映画の通し番号です) ①レンブラントは誰の手に 監督:ウケ・ホーヘンダイク 出演:ヤン・シックス エリック・ド・ロスチャイルド男爵 ターコ。デイビッツ(アムステルダム国立美術館)エルンスト・ファン・デ・ウェデリング教授 バックル―公爵 2019オランダ(オランダ語・英語・仏語)101分 レンブラントの3つ(4枚)の作品の「持ち主」をめぐるドキュメンタリー。1枚目は読書をする老人?の小品で持ち主のバックル―公爵は高額で入手したいという美術館の要請などには目もくれず、屋敷の暖炉の上にこの作品を掛けてひたすらに愛でる。もう一つは肖像画にも描かれたヤン・シックスの11代目の子孫で代々画商を営む家系?のヤン・シックスが競売で求めた絵を鑑定し実はレンブラント作品だと発表してからの真贋問題の中でのごちゃごちゃ。そして最後は2枚組の等身大の夫婦の絵が売りに出され1億6千万€とかの値がついたこの絵をアムステルダム国立美術館とルーブル美術館が争奪戦、結局政治的解決で共同購入することになり絵がオランダとフランスを行ったり来たりするという、この3つの絵画所蔵のしかたみたいなものが並列的に描かれる。 なかなかに興味深い世界だけれど、うーん。アートの価値に命を懸けるみたいな世界は、金もなく命に限りもある(永遠の所蔵なんてできないし)人間にはとっても踏み込めない世界だなあなどと、まあこういう映画で拡大されたレンブラントの画面を見ることにせめて喜びを見出したいと思う。それにしてもかつて、ウフッツイ美