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【勝手気ままに映画日記】2025年9月

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  10日からのペルー行きに備えて、おりしも開催中のペルー映画祭で予習中 大阪から帰り、数日の間のペルー映画予習、このあとペルー旅行中は映画については増えない?はずですが、とりあえず9月12日まで(K’sシネマ)のペルー映画祭Vol.3 、見ごたえがある作品が並びますので、upしておくことに。映画祭については以下のサイトからご覧になれます。        https://www.ks-cinema.com/movie/peruvol-3/ 【9月の映画日記】 (ハイライトはペルー映画祭プログラム) ①遠い山なみの光 ②午後の終わり③ワルテル先生とキピの教室④わたしはタニア⑤ママ・イレネ   アンデスの癒し⑥罪なき罰のゆくえ⑦みどりの壁 次回更新は9月20日以後になると思います。とりあえず、前半はここまで! ⑦ みどりの壁 監督:アルマンド=ロブレス・ゴドイ 出演:フリオ・アレマン サンドラ・リバ ラウル・マルチン 1969ペルー(スペイン語) 1970年の万博を機に開催された国際映画祭で日本初上映されたペルー映画だそう。今回のペルー映画祭の目玉になっているのはそういう事か…。 リマでの現代的・文明的生活に倦んだマリオは結婚するデルバの親の反対を押し切り、なかなか進まない法的な手続きにもくたびれながらも、彼女とともにジャングルを切り開いての新生活を選ぶ。電気も水道もないみどりの壁の中で、自身が建てた高床式?の簡易的な家屋だがー灯油で動く冷蔵庫を置いたり、コーヒーの木を育て、牛も飼い、愛し合う夫婦には子どもラウロも生まれて、来年は学校という年まで育ち順調な暮らしぶりだったが、ある日境界線問題でやってきた見知らぬ男たちがコーヒーの木を勝手に折り、測量を始めていたことから、マリオは急遽、町の役所に土地問題の解決に出かけることにする。おりしも町には大統領一行が「開拓の状況の視察」にやってくるということで、彼ら一行の車(何代もの砂埃をあげ猛スピードで現れる)のための交通規制や歓迎会などで町は込み合い、マリオも街に行ったものの巻き込まれ困惑…というような政治や法律と実際の開拓者の置かれた矛盾がそれとなく描かれていくが…。留守宅では父に作ってもらった水車に、屋根裏で見つけたワイングラスで音を出すなどして遊んでいたラウロが毒蛇に噛まれる。応急手当をし町の病...

第21回大阪アジアン映画祭2025(8・31~9・4)

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             昼の大阪・夜の大阪 どちらも猛暑! ABCホール傍のインド料理店の壁にはなぜかネパール・マチャプチャレの絵が飾ってあるのを発見! ①ミルクレディ ②あなたを植える場所 ③ウィービング ④まっすぐな首 ⑤息子の鑑 ⑥その間 ⑦私立探偵(私家偵探)⑧私たちの意外な勇気 ⑨世界日の出の時 ➉紅い封筒⑪万博追跡 ⑫進学を拒絶した人生⑬さようなら17歳⑭ワン・ガール・インフィニット⑮寒いのが好き ⑯浅浅歳月⑰ドラゴン・スーパーマン(神龍飛侠)   万博開催にあわせて今年2回目になった大阪アジアン映画祭。真夏は原稿書きも推しているし、山もシーズンだし行けるか?いけるか?と最後まで悩みつつ、やはり行ってしまった。チケットは万博とは違って?割合と取りやすく、それでも暑いからあんまりプログラムを詰め込むのは避けて、短編も含め17作品。楽しんできました。 これは大阪に息子が住んでいて宿泊場所が確保されていることにもよるので、THANKY0U!MY SONです。 会場の一つテアトル梅田ロビーのチラシ展示 ①ミルクレディ 監督:宮瀬佐知子 出演:原ふき子 市原茉莉 金谷真由美 佐藤岳人 2025日本 19分 牛乳販売店の販売員たち。そろいの制服で(中年だが高校生の制服みたい)自転車に乗り街にでる。上司は親の力で所長に居座ったという男だが所員に下らない圧迫(これが案外迫力はないのだが、やられる方はイヤだろなと言う描き方)を加える。さあ、いかにリベンジするか。いつも明るく元気よくのリーダー格でう柔道を習う、うまくやってるように見える中年の胸のすくような?陰惨にしてシュールなリベンジ、新手の?フェミニズム映画だ。 (8月31日 中之島美術館 短編プログラムA 204) ②あなたを植える場所 監督:ホ・ガヨン 出演:ソックイ ペク・ソンヒ 2025韓国 17分 魔女としてこれも世間に圧迫されながら、娘を半植物人間として大きな植木鉢の中で育てる女。娘に請われ、最後は彼女を自然に返すことにする。ビジュアル自体はまあ想像できる範囲の平凡さではあるが、発想は妙。人が本当に自分らしく生きられる場所ってどこなんだろうと10数分のうちに考えさせられる「筆力」はなかなか。 (8月31日 中之島美術館 短編プログラムA 205) ③ウィービング 監督:チェ・ミンジ 出演:ソックイ パク・ジ...

【勝手気ままに映画日記+山ある記】2025年8月

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なんとも気持ちのいい8月の山景色…南アルプス塩見岳から(8・23)   【8月の山ある記】 各見出しのアタマの数字は今年の山行、何回目か、です。 ㉒8月5日〜6日  ウーム:ザンネン!の宝剣岳〜空木岳縦走(リベンジ果たせず) 2023年8月末 に体調不良で檜尾尾根に退避して、結局登れなかった空木岳だが、YKツアーに同じコースを宝剣岳も含めて縦走するというのがあるのを見つけ、今度こそというわけで参加を決めた。新宿から専用バス(といってもマイクロ?)でケーブル駅近くまでというのは少々悩ましいが、早朝から縦走に出られるのであればガンバローということで…。 参加者は16人(M4)、ガイドはトレランの王者KMさん(今年は1月の 黒滝山 ・四ツ又山〜鹿岳 の岩稜、2月の 車山高原・美ヶ原 スノーシューに続いて3回目)信頼しているベテランなので、今回こそは空木岳まで行けるぞと期待。添乗員は若い女性のHNさん(こちらは何と、朝集合時間に遅れて後から合流。びっくり!) 東京出発時はあいかわらずの炎熱猛暑の快晴だったが、実は山の天気予報では下り坂で心配されたのだが、案の定、駒ケ根に近づくにつれ雲行き怪しく、昼過ぎ?ロープウェイで千畳敷に到着すると雨こそ落ちていないが猛烈濃霧。最初から雨具装着の歩きとなる。それでも宝剣山荘に着き、軽装になって一応初日の予定通り駒ケ岳を目指し、何度か歩いた道だし特に問題もなく中岳を越え、景色はただ白い(途中ちょっと薄日がさしたり、山上では雲が切れてちょっと青空がのぞいた)木曽駒ケ岳に到着。下りでは雷鳥の群れに遭遇したり、コマクサ、ウスユキソウなどの写真も撮ったりしてひと時のハイキングを楽しんだ。 ここのコマクサはなぜか深紅(種類が違うのかしらん…) さて、そしていよいよ2日目(7日)夜半から風雨の音に心配した通り、朝、雨はたいしたことはないものの風は10mくらい?、宝剣の岩場登り、空木岳への縦走は危険ということで、結局8時過ぎロープウェイが動くのを待って下山撤退ということになる・・・・。 まあ、やむないこととはいえ…空木岳はまたもやオアズケ。いつ行けるのだろうか?いくことはできずに終わるのだろうか? 8月から10月頭くらいまでがシーズンだが、帰りのバスの中で研究してみるも、今年はもはや個人でもアタックの余裕はなさそう…。 それでも撤退途中、宝剣岳登...