ヨセミテ・キングスキャニオン・セコイア国立公園:滝と花めぐりハイキング5日間:2025・6/2~9

ヨセミテ・フォール/アメリカ5日間 滝と花のトレッキング
ハーフドームとクラウズレスト(右奥小さなの)が…

(このページはスマホ・タブレットでもご覧になれますが、PCで作っていますので、そちらの方がよりお楽しみいただけるかと思います)


昨年アンナプルナ(シャクナゲツアー)、エベレスト街道、キリマンジャロとお世話になったKMさん主宰のEBツアーに誘われてとうとうアメリカまで行ってしまった!

2日、家から成田へは集合時間も午後でラクラクのはずだったが、新宿へ2つ目?の駅近くで人身事故!で乗るはずだった電車から運休になる。タクシー乗り場は長蛇の列、結局府中本町の駅まで10分近く荷物をガラガラ引きずって移動、武蔵野線・中央線を乗り継いでそのまま成田エクスプレスに乗る。30分遅れでなんとか空港到着チェックイン、保安検査、出国手続き後、搭乗口でようやく皆さんと合流できた。ヤレヤレの出だし。

2日 成田(18:30)発 HA824便⇒シアトル(11:20=日本時間3日4:20)   
     シアトル(16:35) HA6477便⇒フレズノ(18:43)
  
大きな大きなシアトルの空港。成田シアトル便では日本時間の夕食、シアトル時間の朝食(日本時間で言ったら真夜中2時半)といささかくたびれ、あまり眠れず、シアトル空港でのフレズノ便の待ち時間は水1本買って、搭乗口近くのベンチにへたり込む。
フレズノにて、迎えのアメリカ側スタッフKSさんとSMさんと合流。KSさんの運転で宿泊のAirbnbへ。途中大きなウォールマット(スーパー)で食品や酒類(これは男性が担当だそう・で私は朝食用に2l?くらいのオレンジジュースを買って寄付することにした)

今回の旅の仲間は11人。KTご夫妻、男性一人参加のMMさんは多分私より年上。女性のORさんはほぼ同年代。そして50代のOGご夫妻、40代?の女性二人RHさんとMKさん。スタッフはいずれも40代?エネルギーたっぷりのKM、KS、IM、SMちゃん、の4人。特にKMさんの旅行社のある栃木県鹿沼市在住の人々の息のあった掛け合いが、旅の気分をもり上げる。

フレズノ到着(©kom)


ところで…宿舎までの夜の途上、道端に燃える火を発見。びっくりしたが、これは野焼きの炎で、意図的にこの時期あちこちの草を燃やして農地化?しているらしい。日本だったら通行止めだねと、お国柄に驚く一幕だった。ついつい動画も…

              
↓やっと到着したオークハーストAirbnb(民泊サービス)
 スタッフ提供の豊かな夕食、と、4人部屋のベッドルーム
夕食を作るスタッフ。手前は座り込んだ『客』

旅の仲間…トレイルに出る前に車で2時間程度の旅。途中の絶景ポイントでの集合写真集
(©kom /  ©Spmoon)


今回歩いた国立公園域 北からヨセミテ(緑) キングスキャニオン(赤)セコイア(緑)



3日(1日目) ヨセミテフォールトレッキング

さすがに広い広いカリフォルニア。7時に宿舎を出て、1時間以上、ヨセミテ国立公園へ。公園のゲートをくぐってからさらに1時間以上。途中でハーフドームや、その向こうに雪をかぶった山々をのぞむ絶景ポイントも過ぎ、ヨセミテ滝への登り口(トレイルヘッド・1219m)へ。初日からトータルでは2000m以上を登り下りするけっこうハードな「登山」になる。
まずはヨセミテ滝の下部滝つぼ部分まであがり、さらにそこから滝をのぞきこめる上部(ヨセミテポイント・2114m)まで(ここまでで一行のうち数名は頂上に行かず撤退)。地図の上部がそのトップになるわけだが、黄色い線ーってことはけっこうハイペース?まだ、時差ボケもあり、山にもなれないせいか、あるいは暑さ―ほんとに猛暑、しかし湿気は少ない。カリフォルニアはこの季節には雨が降ることはほとんどないそうーのゆえか、実は最後の30分はバテてしまい、KMさんに励まされながら最後尾を少し遅れてヒーヒーハーハーという難行になってしまう。頂上でようやく皆さんに追いついた。岩の上の絶景はすばらしくて疲れも吹き飛び、何枚も写真を撮りあうが、昼食のサンドイッチはほとんど入らず1口のみ。葡萄とチェリー、それにいつも携帯しているバナナチップス+ドライフルーツミックス+ヨーグルトレーズンの行動食とミルクティで腹ごしらえ。
午後はまあまあ快調で滝の上から下をのぞきスリルも味わい元気に下りる。ゴール地点に戻ったのは5時過ぎ。当地は夜8時ごろでも明るいのでついつい行動が長くなることを初日にして知った。ガイドのKSさんたちはこのあと運転もして、帰宅後は夕飯の準備や洗濯の世話(Airbnbでは大きな洗濯機、乾燥機があり毎日洗濯ができる)もし、大変ありがたい。
けっこうハードな山登り―ばてた!(©spmoon×3)
それだけに頂上の解放感は抜群で…
山上から少し下って滝を覗き込むポイント。よく見ると虹もちょっと…(右端)
裸で休む?オジサンに遭遇

©kom ×3






4日(2日目) ヨセミテ国立公園 パノラマトレイル~ミストトレイル
登山口➡センティネルドーム(2476m 11:00)➡➡グレーシャ―ポイント(2199m 13:00)➡ネバダフォール上部(16:00)➡➡バーナルフォール(ネバダフォール下部)(17:00

朝は車でまずは丸い小山状のセンティネルドームへの入場禁止?の入り口まで送ってもらい柵を越えての入山。スラブ状の丸山センチネル・ドームに登り始めて20分ほどで頂上へ。途中からは昨日歩いたヨセミテフォールはじめ、360度の絶景が目の前に広がる。広々した平らな岩の頂上にはインディアンブラシフラワーはじめ岩の隙間から可憐な花々が顔を出すというわけで、40分ほどゆっくり、写真を撮り、これから向かうグレーシャ―ポイントの方向を見定め、ネバダフォールやバーナルフォールもながめながらゆっくりと腹ごしらえをして、グレーシャ―ポイントへの長い下り道をおりる。

↓こちらはこれから登るところ/頂上

山上の景色のすばらしさ ヨセミテフォールも ↓

そして下り始める↓/あたりにはこんな道標が…/グレーシャ―ポイントをめざす

対岸からみた滝の景色だが、手前の木々、黒くなっているのは山火事のあととか。このあともこのように燃えて立ち枯れている木々をよく見た。山の新陳代謝になっているのだろうか?それにしても無残な光景ではある。

↓グレーシャ―ポイントに到着/ハーフドームの絶景/丘の上の展望小屋?

     ↓グレーシャ―ポイント全景/絶景…                                                    
↓どんどん下る、ここもまさに花の道 アメリカリョウブ?/キオン?/スノーブラント
カリフォルニアライラック?/方向違いのハーフドーム
雪解け水の激しい流れにやがて到達


↓ネバダフォール上部へ


滝の下部の上部?に到着。ここでザックカバーと雨具装着。
滝つぼ付近は雨?ごうごう、完全雨具のシーン

さらに下ってゴールまで。そこからはシャトルバスに乗ってスタート地点(駐車場)にもどる。この日もスーパーで買い物をしたりなどして、長い長い1日が終わった!



5日(3日目) ヨセミテ国立公園 ヘッチーヘッチーダム湖周遊 ワパマ滝トレイル

割合ゆっくりの出発(9:00)で前日までのヨセミテバレーから今日は公園北域のヘッチーヘッチーダム湖湖岸
昼頃到着、ぐるりとめぐって、対岸に見えるワパマ滝までの往復トレイル。天気よく、高低差も歩く距離も比較的少なく、日陰が少なくて太陽燦々なのは少々つらいけれど水辺を歩く心地よさも十分感じ、昼食地点では私は木陰で昼寝ー食べたのはシリアルや果物などー同行のガイド連や元気なみなさんは水辺に近い日向のスラブ?上で飛んだり跳ねたり、それを写真に撮ったりひとしきり楽しむ。途上は花も咲き乱れ、目的地のワパマ滝では天気の中ミストを楽しみ、私は動画もけっこう撮影。ゆったりした気分で歩いた中継ぎのような1日だった。

↓ダム湖 ヘッチー・ヘッチー 12:30
まずは自動車道路歩きから/対岸の滝?/トンネルも越えて…
岩盤の上で楽しむガイド4人はそろいのシャツ。ギャラリーが写真をとり大はしゃぎ
ここはまた、花の道でもあった 
エリクティオン/ワイエシア・アングスティフォリ/インディアンペイントブラシ
セイヨウノコギリソウ/アウルズクローバ?
ゼルネトラ・ベリチイ?/ブローディア・エレガンス/セイタカミゾホオズキ
フローディア・エレガンス/フローディア/トレテレイアヒヤシンテイトス/ミミカキグサ
ゴテチア/ やがて滝に近づく…橋の上などだんだん水に濡れ…





16:30 往路をダムの上まで戻ってきた/テスラ・サイバートラックの姿も…


6日(4日目) キングスキャニオン国立公園 ミストフォールズ

キングスキャニオン国立公園
朝、6:00スーツケースを車に積み込みチェックアウト。フレズノを経由して南下、さらに東へ。本日よりAirbnbを移動するが、とりあえずはキングスキャニオン国立公園域に入り、川に沿って上流へのミストフォールズまで。ここも名前のとおりこの季節、大量の滝の水であたりが煙るという、しかも大きな大きな景色が見どころ。
この行程はヨセミテとは少し違って湿った樹林の中を歩いているようなところも多く、ガラガラ蛇に注意との声がかかるが、実際に木の根に横たわり、シャーシャーというガラガラ蛇を見た時は少々怖かった。犬などが噛まれて死ぬこともあるのだそう。
道はやがて川辺をいったん離れここもドーム状?の岩山登り(短い石段状)を登り上り切ったスラブの上で昼食。目の前には大きな山の絶景。なんともまあ…。岩の上で少々昼寝なども楽しみのんびり過ごす。
そこからは間もなくミストフォールに着く。いや、なんとも楽しい面白い、今回の行程の中でも印象に残る1日と言えるかもしれない。

長さ10センチ以上?大きな松ぼっくりがごろごろ/さあ、これからミストフォールめざして
↓丸太の下にガラガラ蛇(模様はきれい)/川沿いの道を行く

目の前に大きな岩山、その前のスラブで一休み。昼食時間とする

ミストフォールに到着。文字通りミストのなかに/景色は「まっしろ」


帰り道、珍しく馬ーではなかったラバに遭遇/戻ってきました。1日ご苦労様。

帰りに大きなスポーツ用品店により、皆さん山のお土産買いにいそしむ。私も、いちおう…ということで、ヨセミテ柄?のネック・ゲータ(日焼け防止)、虫よけ(ユーカリ)それにシエラネバダ山脈、各国立公園が入ったカリフォルニア州の地図を購入した(14ドル余り)。

     
    

    


この日は宿泊地移動ということで、夕飯はハンバーガーショップ(アメリカでの初参戦)、フレズノのAirbnbへ。(あらあらタイヘン!お掃除はしてないみたいだし、洗濯室は施錠。私は1Fの個室を割り当ててもらったが頭上に大きな旋風扇、部屋の電灯をつけると回り出す仕組みで落ち着かず…ま、間もなく旅も終わりだし、話のタネということでガマンガマン)

↓夕暮れのハンバーガショップ(8:00)はけっこう満員

フレズノAirbnb  全景は翌朝に撮影…なんか日本の普通の家みたいな外観。貨物線路の真正面で、夜中2時間に1本くらいだが轟音とともに貨車が通り過ぎたような…半分寝ていたが。





7日 セコイア国立公園 巨木と花の道トレッキング


いよいよトレッキングも最終日。今日はさらにやや南下してセコイア国立公園へ。セコイアの大木・巨木群とその間をめぐる花の道のトレッキングということになる。
陽射しは明るくーしかし意外に暑くはないーのどかでうららかささえあるのは、道わきに咲き乱れる花々の数々のゆえ?
そして樹齢2000年もあるというセコイアの巨木の数々の中で、遊んだり、写真を撮ったり、のんびりぐるりと周遊した楽しい5時間余り10㎞のまあラクラクハイキングになった。

↓朝9時:出発地点のセコイアミュージアム前



さあ行こう!花の道

ここはピンクの花が多かった気が…しかも絨毯のようにびっしり地面を覆って
やがてセコイアの林へ

   



10:30 モロ・ロック 最初は遊歩道を入って階段の、観光客いっぱいだったんだけど…(地図

けっこうな岩の急登です
おお!なんともすばらしい眺望!

いったん下りてもう少し歩き、小高い丘の上で昼食(地図
ここからはハーフロック?風ボブカット・ポイントかな?がよく見える。

12:15~12:30 CresentMeadow(草地だけれど下は沼状 地図)で遊ぶ!

この木の裏側がこんな感じで倒木の根っこだった!

森の中に横たわるセコイアの長さ!にびっくり!途中に切れ目があって通路になっている


15:00 帰ってきました!
ミュージアムをちょっと覗き、売店でマグネットやシールを買って駐車場に戻った。

旅の終わりの晩餐はメキシコ料理(カリフォルニアではとても人気なのだとか)エルパソ





ゆっくり食べて楽しんで8時半?終わって出てくるとすでに夕闇。

8日 なんとも短い?5日間、とうとう帰国日です。:
  フレズノ(8:12)発 HA4942便⇒シアトル(10:35)
  シアトル(14:05)発 HA823便⇒成田(16:50) 
 
朝イチ6時の出発、フレズノ空港までは10分ほど。空港ではアメリカ勢のKSさん、SMさんとの別れを惜しみたくさんたくさん写真も撮った。


定刻出発。シアトルに近づくと窓の外に雪をかぶったレイニア山(ワシントンの富士山とか?)その向こうにもう一つ見えるのはHOOD山かな?双子のように並ぶ。アイルシートだったのであまりうまくは撮れなかったが、それでも撮影に成功して満足!(地図もつけてみたww)
  

ハワイアン航空の機内食は割合にコンパクト。普通よくついてくるパンとかバターとかはないけれど主菜とサラダ(フルーツ)とかですっきり。夕食デザートにははハーゲンダッツが1カップずつ配られるのがうれしい。

        

これは珍しく(最近空港は高くて手が出ない)シアトルで食べたラクサ
(豆腐とチキン入りで美味しかった!)20ドル(税込み)
          
16:50 成田空港に到着、再入国(帰国)、荷物、税関と無事に過ぎ、同行のみなさんとは別れを惜しみ、6時7分のスカイアクセス特急に乗って、無事に帰国(帰りはトラブルなし)

というわけでアメリカツアーも終わってしまいました。
4月5月はいろいろと身の回りに片づけなくてはならない(しかし片付かない)問題がわだかまっていた感じで、なかなか気分もすっきりせず、それを振り切り元気を出したくて行ったーちょっと不純な動機?の旅でしたが、明るく(暑かったけど)スケールの大きいシエラネバダ山脈の自然に包まれて、心も体も解放された気分で気持ちよく歩けてうれしかったです。
お世話になった同行の皆さんありがとうございました。元気でお茶目快活しかもがっちりスクラムも組んで有能な今回の旅のコーディネーター4人組には心から心から感謝とレスペクトです。またチャンスがあったらご一緒にどこかに遊びに行きたいな…。
そしていつもながら、あきれながらも私を送り出してくれる家族には深く深く感謝しています。 

なお、例によって、この記録は私自身の心覚えということで、いろいろ記憶違い、間違いなどもあるかもしれません。お気づきの点があれば教えていただければ幸いです。
写真は原則的に私自身のスマホで撮影したものですが、私自身が写っているもの、集合写真についてはツアーのグループlineに投稿された皆様のものを使わせていただきました。©はそれぞれの撮影者の方になるかと思います。同行者以外のみなさんの転載・コピーなどはご遠慮ください。
また同行の皆様の写真についてはお顔が大きく映るような写真は避けましたが、集合写真・スナップなどは失礼しています。問題がある場合はお知らせください。                               

2025・6・14 小林美惠子 



                                            































































コメント

このブログの人気の投稿

スマホ写真で綴るアフリカ大陸最高峰・キリマンジャロ登頂記2024・12 .22~2025・1.1

【勝手気ままに映画日記+山ある記】2025年6月

【勝手気ままに映画日記+山ある記】2025年7月